あなたは4枚麻雀というのを聞いたことはありますか?
ふつう麻雀は手元に13枚あって、1つの牌をツモったり捨てたりして役を作っていきますよね。
そしてあがるためには4組のメンツと雀頭が必要になります。
麻雀を始めたばかりの初心者はその4組のメンツを揃えるのが結構大変だったりします。
最初のうちは、それらをテンパイまでもっていくのはかなり難しいですよね。
また多くの初心者は点数の高い役を作ることができず、とりあえずリーチをかけることしかできないという人は多いでしょう。
麻雀ではツモを繰り返して手牌を育て高い役を完成させることこそが醍醐味であり、面白いところであります。
では、初心者でも簡単に役を作ることができて、麻雀の醍醐味を感じられる方法はないのでしょうか。
そこでご紹介したいのが4枚麻雀です。
麻雀を始めたばかりの初心者なら、この4枚麻雀を知らずにいるのはすごくもったいないです。
誰でもできる4枚麻雀はルールが簡単で、あがりやすくすぐに始められる上に麻雀の楽しさを存分に味わうことができます。
そこでここでは、この4枚麻雀のルールや遊び方、戦術などを解説したいと思います。
4枚麻雀は文字通り4枚の牌で始めます。
通常だと配牌で13枚配られますが、4枚麻雀では4枚の牌しか配られないというわけですね。
4枚麻雀では牌が4枚しかないわけですから、メンツは1組、そして雀頭2枚で完成となります。
なのであがりの形はメンツ1組の3枚と雀頭2枚の計5枚となります。
メンツは1組しか必要ないわけですから、麻雀を始めたばかりの初心者でも簡単にメンツを作ることができて、すぐにテンパイしてあがりの形ができてしまいます。
普通の麻雀だったら4組のメンツを作らなければいけないわけですから、4枚麻雀の場合は普通の麻雀の4分の1の労力しか必要ないわけですね。
では4枚麻雀の役はどうやって作るのでしょうか。
4枚麻雀の役は普通の麻雀の役と考え方は同じです。
例えば、手牌がすべてマンズだったらチンイツという役になります。
手牌すべてといっても4枚麻雀の場合は全部で5枚しかないんですけどね。
またメンツ1組がマンズで雀頭が字牌だった場合は、ホンイツとなるわけですね。
ではメンツがピンズの345のシュンツで雀頭がソーズの2という場合はどのような役になるでしょうか。
この場合は手牌すべてが中張牌なのでタンヤオになりますね。
それから待ちが両面待ちだった場合はピンフの役もつきます。
このように、1組のメンツを4組あるものとして役を考えるんですね。
ちなみに4枚麻雀ではイッツーやサンショク、国士無双、四喜和などの役は認めないことになっています。
では手牌に東が3枚来ていて雀頭が中だった場合は?
この場合は手牌の5枚がすべて字牌ですよね。
なのでこの場合の役はなんと、役満の字一色(ツーイーソー)になります。
ではメンツがソーズの234のシュンツで雀頭が發だった場合は?
手牌がすべて緑の牌ですから、これは緑一色(リューイーソー)の役満になります。
また、この4枚麻雀でのルールではポンやチーなど鳴くことができないことになっています。
メンツが1組しかありませんから、鳴いたらメンツがすぐ出来ちゃいますからね。
なので4枚麻雀ではつねにメンゼンであがりを目指すことになるわけですね。
またこの4枚麻雀の注意すべき点として、地域や場所、やる人によってルールがバラバラということが挙げられます。
4枚麻雀には場面によって、以下のような様々な(ローカル)ルールがあります。
・麻雀牌はマンズだけ使う
・ツモる牌は通常の半分の牌
・役満の緑一色は必ず發を含まなければならない
このように4枚麻雀には統一されたルールが無いので注意が必要です。
4枚麻雀は本来の麻雀をやるにあたっての基本が詰まっています。
なので初心者は勝とうとするよりも、まずは役作りのコツをつかむようにするといいと思います。
4枚麻雀で役作りができないようでは、通常の麻雀であがることなどできるはずがありません。
なので普通の麻雀で早く役作りができるようになりたい初心者は、まずは4枚麻雀でどんな形ならメンツを揃えやすいのかを考えて役作りに慣れていくようにした方が良いと思います。
普通の麻雀ですと高い役を作るのは大変ですが、4枚麻雀ではかなり作りやすくなっています。
ですから物怖じせず高い役を狙っていきましょう。
高い役の中でもチンイツやホンイツは作りやすいですし、滅多に出ない役満も4枚麻雀ではあっという間です。
なのでなかなかあがれない役満を4枚麻雀で一足先に体験してしまいましょう。
おすすめの役は先述した字一色(ツーイーソー)です。
粘り強く字牌を集めていけばそんなに難しい役ではないはずですよ。
4枚麻雀では手の内の牌が少ないため、ドラを使ったり裏ドラを乗せるのが難しい傾向があります。
なのでドラをあまり期待せず、役作りで点数を大きくしていった方が良いです。
もし4枚麻雀にドラの要素を加えたいときは、ドラ表示牌を2枚にしたり赤ドラを入れたりすると面白いと思います。
ここでは4枚麻雀についてのルールや遊び方を解説しました。
<4枚麻雀のルールについて>
・メンツ1組と雀頭を作る
・役はどうやって作るのか
・4枚麻雀では役満を作りやすい
・ポンやチーなど鳴くことは禁止
・ルールがバラバラなので注意が必要
<4枚麻雀の遊び方や戦術について>
・とにかく牌を揃えて麻雀の役を作っていく
・高い役をどんどん狙っていく
・ドラをあまり期待しない
もしあなたが麻雀初心者でまだ一度も4枚麻雀をやったことがなければ、試しに一度やってみることをぜひおススメしますよ!