あなたは麻雀で役満をあがったことがありますか?
あがったことがあるとすれば、国士無双か大三元か四暗刻(スーアンコー)だと思います。
役満の中ではこの3つが最も出やすい役満ベスト3ですからね。
ですが役満の種類というのはびっくりするくらいたくさんあって、ローカル役を入れると20個以上あるんですよね。
そこでここでは、その役満について最高でどのくらい複合するのかということを調べてみました。
こちらは約9分の解説動画となっています。↓↓↓
役満には三元牌をすべて集めてコーツにする大三元(ダイサンゲン)や、字牌のみでコーツを作る字一色(ツーイーソー)などがあります。
これらの役満は、すべて親で48,000点の点数となります。
ですがこれらの大三元と字一色は同時に作ることができますよね。
全部字牌のコーツを作ってその中に大三元を作るんですね。
そうすれば大三元字一色となって、役満がダブルになります。
点数はもちろん2倍の96,000点ですね、
ですが麻雀をする人や場所によっては、これら役満の複合は認めてもらえない場合があります。
大三元字一色をだしたとしても、点数は2倍にならずに役満の48,000点となるのですね。
役満が2倍や3倍にならないところがあるのは残念ですが、理論上どこまで役満を複合できるのかを次から考えてみたいと思います。
役満には、その役の難易度によって、同じ役でもただの役満とダブル役満というものがあります。
たとえば国士無双ですが、国士無双は一九字牌をすべて1枚ずつ集めた役ですね。
この国士無双は雀頭を作ってからあがるのとは別に、雀頭を作らずに13面待ちというものがあります。
国士無双13面待ちというものですね。
国士無双13面待ち
これはダブル役満になります。
13面待ちは、13種類の一九字牌がすべて重ならずにテンパイまでいけた場合になります。
この他に、九連宝燈(チューレンポートー)にもダブル役満があります。
九連宝燈
九連宝燈はただ1種類の牌つまりマンズならマンズだけを集めて、1112345678999の13牌と雀頭を作った形です。
この九連宝燈では9面待ちすることができて、そのときのあがりをダブル役満にします。
他にも四喜和(スーシーホー)という役満にも大四喜(ダイスーシー)のダブル役満と小四喜(ショウスーシー)の役満があります。
大四喜
四喜和とは4つの風牌を使う役満なのですが、大四喜はメンツをすべて4つの風牌のコーツに揃えます。
また小四喜は4メンツのうち3つをコーツにして、1つをトイツにして雀頭にした形です。
このように同じ四喜和でも、大四喜と小四喜とでできる難度が異なっているので、大四喜はダブル役満、小四喜はただの役満となるわけですね。
ほかにも、四暗刻のタンキ待ちもダブル役満になります。
四暗刻タンキ待ち
四暗刻は役満ですが、その待ちがタンキ待ちの場合に限り、ダブル役満になるんですね。
ではどのくらい複合できるのか考えてみたいと思います。
役満には「天和」というものがあって、配牌であがりの形になっていれば役満になるのです。
ですから配牌で役満ができれば、天和を複合することができます。
というわけで、上記の大三元字一色が配牌でそろえば、大三元字一色天和となって、3倍役満になります。
また、4つのメンツすべてがアンコーになっていれば、「スーアンコー」になりますよね。
というわけで「大三元・字一色・スーアンコー・天和」の4倍役満で19万2,000点が最高かなと思ってました。
友人に「すごい役満を考えたよ。大三元・字一色・スーアンコー・天和」といったら、友人は「もっとすごいのがあるよ。確か7つくらい重なったような…」と教えてくれました。
さらに友人は「ダブル役満とかスーカンツがあったような…」といっていました。
ということは4回カンするわけだから天和は使わない?と思ったんですね。
それでわかった役満が「大四喜・字一色・スーアンコータンキ待ち・スーカンツ・八連荘」という役満です。
大四喜とスーアンコータンキ待ちがそれぞれダブル役満ですね。これで4倍役満となります。
それに字一色とスーカンツと八連荘がそれぞれ役満となりますね。
ちなみに八連荘(パーレンチャン)というのは、親で8回連続してあがることですよ。
ですからこの役満は、親で8回連続してあがっている局面限定の役ということですね。
この大四喜・字一色・スーアンコータンキ待ち・スーカンツ・八連荘の役は、合計7倍役満となって、親で33万6,000点の点数となります。
これをツモったら、11万2,000オールとなりますね。
先ほど7倍役満が最高かと説明しました。
この中で、スーカンツという役満はダブル役満とするルールもあるようです。
それから、オープンリーチに振り込むと、役に関係なく、役満とされるルールもあります。
マンガ「哲也」のなかでも、オープンリーチに振り込んだら役満払いだっていうシーンがありました。
ですので理論上考えられるのは、「大四喜・字一色・スーアンコータンキ待ち・スーカンツ・八連荘・オープンリーチ振り込み」の9倍役満で、これが最高だと思われます。
点数は43万2,000点となります。
この点数をオープンリーチに振り込んだ人が一人で払うわけですね。
この役満をぜひ見てみたいですよね!
今まではこの9倍役満が最高だと思っていました。
ですが、実はさらに上がありました!
麻雀牌には「花牌(はなはい)」という牌があるのをご存知でしょうか。
花牌とは抜きドラの一つなのですが、「春」「夏」「秋」「冬」や「梅」「蘭」「菊」「竹」と書かれた特別な麻雀牌のことをいいます。
そしてこの春夏秋冬や梅蘭菊竹を4枚すべて集めると、「四華開嶺(スーカカイリン)」といってなんと役満になります。
さらに、春夏秋冬梅蘭菊竹の8枚の花牌をすべて集めると、「八仙過海(はっせんかかい)」というダブル役満になるのです。
この八仙過海は、上記の9倍役満と複合することは理論的には可能ですから、9倍役満に2倍を足して、11倍役満が最高ということになります。
その11倍役満をすべて列挙すると、「大四喜・字一色・スーアンコータンキ待ち・スーカンツ・八連荘・オープンリーチ振り込み・八仙過海」となります。
11倍役満は親の点数にすると、なんと52万8,000点となり、これが役満の限界値だと思われます。
役満をこんなに複合できるなんて驚きですよね。
ですがこれはあくまで理論上の話であって、実際には認められないことがあるので注意してくださいね。
ここでは役満が最高でどのくらい複合するのかということを考えてみました。
実際にはただの役満でも出すのは難しいので、こんな何倍役満という役が出たら、積み込みとかイカサマが疑われますけどね。
でも役満を考えるのはとても面白いので、あなたもあなたなりの最高の役を考えてみてくださいね!