あなたは麻雀の役満をどれくらい知っていますか?
役満を実際に出したことはなくても、知識として知っている役はあると思います。
役満の形は美しいものが多いので、とても覚えやすく、いつか出してみたいと憧れるものですよね。
また役満は、複合することができるものもあっていろいろ考えるのが楽しい面もあります。
例えば、2つの役満を組み合わせてダブル役満にしたり、3つの役満を組み合わせてトリプル役満にしたりします。
普通の役満の点数が子で32,000点、親で48,000点ですから、ダブル役満では子で64,000点、親で96,000点となります。
まさに一撃必殺の役ですね。直撃なら一発で飛んでしまいます。
この役満には複合しやすいものと複合しにくいものがあります。
では、複合しやすい役満にはどんなものがあるのでしょうか。
こちらは約8分の解説動画となっています。↓↓↓
役満の中で複合役を作りやすいもののひとつが、四暗刻です。
四暗刻は4つ暗刻(アンコー)を作る役ですが、役満を鳴かないで作るようにするとこの四暗刻と複合がしやすくなります。
なので四暗刻は複合役満の基本であるともいえます。
特に字牌を暗刻にして持っている場合は、字牌を使った役満と複合することができますね。
また四暗刻には、四暗刻の役だけでもダブル役満になる形もあります。
それが、四暗刻タンキ待ちです。
四暗刻タンキ待ちは、手牌で4つの暗刻を完成させて雀頭を待つ形です。
この待ちならば、あがりはツモあがりでもロンあがりでもOKなんですね。
この四暗刻を使った複合役としては、大三元(ダイサンゲン)や字一色(ツーイーソー)の複合があります。
大三元は三元牌である「白」「發」「中」を揃える役ですね。
この3つのメンツともう1つのコーツを鳴かないで揃えれば、ダブル役満「大三元・四暗刻」の完成ですね。
また手牌をすべて字牌のコーツで揃えた時「字一色」になります。
そして、それをメンゼンにすれば、「字一色・四暗刻」ができますね。
また、4つの風牌「東」「南」「西」「北」を使ったメンツを作ると、「四喜和」の役満になります。
この四喜和という役には2つの役満があるんですね。
一つが、「大四喜(ダイスーシー)」という役で、東、南、西、北で4つのメンツを作ります。
ですから、東を3枚、南を3枚、西を3枚、北を3枚集める必要があるわけです。
なので手牌14枚のうち、12枚は字牌を使う役になります。
そしてこの大四喜は12枚もの字牌を使う難しさから、ダブル役満となっていますね。
そしてもう一つが、「小四喜(ショウスーシー)」という役で、東、南、西、北を使って、3つのメンツと雀頭を作ります。
この小四喜では11枚の字牌が使われていて、こちらは役満となっていますね。
これら大四喜と小四喜を合わせて、四喜和と呼んでいるんですね。
この四喜和は複合する役満がたくさんあります。
これは小四喜と字一色との複合ですね。
小四喜は字牌を多く使う役ですから、残りの1メンツを字牌に変えれば、すぐに「小四喜字一色」の役ができるんですね。
そして、大四喜と四暗刻の複合です。
大四喜の役を鳴かずにすべてメンゼンで作ることができたら、「大四喜四暗刻」の役ができますね。
役満には役作りと関係なく、さまざまな状況や条件が関わるものがあります。
麻雀では役の種類にかかわらず、8回連続してあがると、「八連荘」という役満になります。
ですから、喰いタンでもピンフのみでもいいので、とにかく連続して8回のあがればいいんです。
ですから8回目のあがりのときに「大三元」や「四暗刻」をあがれば、この八連荘と複合するというわけです。
なのでこの八連荘は、他のいろんな役満とも複合ができるということなんですね。
また麻雀にはオープンリーチというリーチがあって、リーチをかけるときに手牌をオープンして(見せて)リーチをすることがあります。
このオープンリーチは、あがり牌を相手に見せる代わりに、1翻プラスしてツモにかけるというものです。
このとき、あがり牌がわかっているにもかかわらず、そのリーチに振り込んだ場合、「オープンリーチ振り込み」といって、役満になるんですね。
マンガ「哲也」の中でも、オープンリーチに振り込んで役満になるシーンがありました。
なので、オープンリーチをして四暗刻タンキ待ちだったときにそのリーチに振り込んだら、「四暗刻タンキ待ち・オープンリーチ振り込み」となって、トリプル役満になるわけですね。
ここでは複合しやすい役満について解説しました。
<複合しやすい役満について>
・四暗刻
・四喜和
・役満を複合できる特別な役満
麻雀で実際に役満を複合する機会はなかなかないと思います。
それでも知っておくと麻雀の雑学として面白いですよね!