麻雀にはたくさんの役があります。
よく知られている基本的な役のほかに、あまり知られていないローカル役など、細かいものまですべてを入れると、50種類を超えるほどにもなります。
その中の基本的な1翻の役というのは、10種類程度になります。
それら1翻役というのは役は同じ1翻であっても、その役のあがりやすさというのはすべて同じなわけではありません。
つまり同じ1翻役でも、使いにくいものと使いやすいものがあるんですね。
使いやすいものというのは、それがあがりやすさに直結しますので、勝つためには欠かせない役ということになります。
それでは麻雀の1翻役の中で、あなたに勝利を引き寄せる使いやすい役とはどんなものなのでしょうか。
そのような役のいくつかをご紹介したいと思います。
こちらは約7分の解説動画となっています。↓↓↓
麻雀を見ていると、いろんなところで「リーチ!」という声を聞くことができます。
このリーチというのは、単にかけ声だったり、勢いまかせで言っているのではありません。
リーチにはきちんとしたルールがあるんですね。
ではリーチはどんな時にできるでしょうか。
どのような状況の時にリーチできるでしょうか。
それは、あと1つの牌であがりの形が完成するときです。
この状況のことを「テンパイ」といいます。
ですからリーチはテンパイした時にできるということですね。
またリーチするときは、「リーチ」と声に出すことがルールになっています。
そしてさらに、リーチ宣言牌を横に曲げて、1,000点棒を出します。
そしてリーチ後以降は、手牌を変えることはできません。
そしてこのリーチはあがりの形ができていれば、そのメンツに条件はありません。
なのでどんな牌であれ、4メンツと雀頭を作ってテンパイすることができれば、リーチをかけることができるということですね。
つまりメンツの形は自由なので、とても狙いやすくあがりやすい役だといえます。
ただリーチは「私はもう1つであがりですよ~」ということを宣言する役なので、他家に警戒されることは間違いないですけどね。
そしてまた麻雀で使いやすい役の一つに、「平和(ピンフ)」があります。
このピンフは平和という字を使う覚えやすい役ですよね。
このピンフは以下のような牌姿になります。
このピンフの役ではメンツはすべてシュンツになります。
なので345や678のような連続した牌のメンツが必要になるわけですね。
また、ピンフでの雀頭にはきまりがあって、ヤクハイ以外の牌でなければなりません。
つまり、三元牌や場風牌、自風牌などを雀頭にすることはできないということですね。
そしてさらに、テンパイ時の待ちの形が、「リャンメン待ち」になっていなければなりません。
なので、カンチャン待ちやペンチャン待ち、シャンポン待ち、タンキ待ちではピンフの役は成立しないことになるんですね。
またこのピンフという役は、すべての麻雀の役の中でも役の作りやすさやあがりやすさはトップクラスです。
その理由は2つあって、1つはメンツを作る上で特にシュンツが作りやすいからということ、そして2つ目が待ちがリャンメンになるので最大で8枚もあがり牌があるからということです。
役満のような一発逆転というような役の派手さはないピンフですが、ほかの役への変化や複合役が期待できる柔軟でフットワークの軽い役でもあります。
最速のあがりというのは相手の役をつぶすことにもなりますから、このピンフの役作りのしやすさというのは、とても価値のあることなんですね。
そして、麻雀役の中に「ツモ」という役があります。
このツモという役は、手牌の4メンツと雀頭をすべて自分のツモによって仕上げるという役になります。
相手の牌をもらうポンやチーをしてはいけないわけですね。
ですからツモは、1組のメンツも鳴かずに最後のあがり牌まで自分のツモだけしか使ってはいけないのです。
またこのツモの役では、4つのメンツともシュンツでもコーツでもよく、とにかく4組のメンツを作ればいいのです。
ポンやチーができない分、手役ではかなり自由度の高い役作りができるんですね。
このツモの役での注意点は、1つでも鳴いてしまうともうツモの役は付かないということです。
麻雀初心者のなかには、最後のあがり牌だけツモれば「ツモ」の役が付くものだと勘違いしている人もいます。
そうではなく、自分の手牌すべてをツモってくる牌で作らなければならないんですね。
この「ツモ」の役と、牌山から牌を取ってくる「ツモる」という行為が同じ言葉で紛らわしいので、これら2つの「ツモ」をしっかりと区別して違いをはっきりとさせておきましょう。
ここでは、麻雀で使える1翻役についてまとめました。
<麻雀で使える1翻役>
・リーチ
・ピンフ
・ツモ
これら3つの役は基本的な1翻役で、複合することができます。
なのでこれらの役を使いこなして、ぜひ破壊力のある役を作ってみてくださいね!