麻雀であがったのにトップになれなかったとか、最後のオーラスで逆転されてしまったという経験はありませんか?
麻雀は点数勝負なので、自分の今の点数はトップとの点差を常に考える必要があります。
また麻雀では最後に勝ち切るためにあがり方や戦術が大事になってきます。
そこでここでは、麻雀でトータルで勝つために必要な考え方をまとめてみました。
麻雀では配牌だけは自分の力ではどうしよもないところがあります。
麻雀というのは、将棋やチェスなどのように互いに同じ状態から始めるというゲームではないので、良い配牌のときもあれば悪い配牌のときもあるんですよね。
そこで大事になってくるのが、一番最初の捨て牌です。
第1捨て牌からは自分の実力が関わってきますので、注意しましょう。
具体的には、一九字牌の孤立牌から捨てていくと思いますが、そこで「北」を捨てようとしているあなた!
それは本当に要らない牌ですか?
「北」は自分の風になっていませんか?
その「北」はドラになっていませんか?
もしヤクハイになっていれば、最速であがりに向かえるので、たとえ孤立してても最初に捨てる牌ではないですよ。
ほかの人の捨て牌やツモの状況に合わせて、数巡目までは持っていていい牌です。
また「北」がドラだったら、それも最初に捨てるべき牌ではないです。
字牌のドラは使いづらいのですが、その分、捨てられやすい牌なので、テンパイまで持っていければ高い点数のあがりが期待できるのですね。
このように第1捨て牌から役作りの方向性が決まってくるので、それをおろそかにしてはいけないということですね。
配牌が良い時には孤立牌を切っていって、テンパイしたらリーチをかけて攻めていくのが定石ですね。
特に序盤戦では点数差があまりないので、点数を気にせずに、とにかく速くあがりに向かうことが勝利へとつながります。
ではカンチャンやペンチャンが多い時はどうするかですね。
できればリャンメンのターツにしたいので、カンチャンやペンチャンの待ちには手を加える必要があります。
ターツとは、あと1牌でシュンツが完成する2つの牌のことです。
例えば、12という2つの牌や、34という2つの牌、57という2つの牌もターツの一つです。
リャンメンに変化できればそれが一番いいのですが、リャンメンのターツと同じようにいい待ちである、リャンカンという待ちがあります。
そのやり方というのは次の通りです。
・カンチャン → リャンカン
・ペンチャン → カンチャン → リャンカン
この具体的な作り方については、こちらの記事で詳しく解説しています。
リャンメンやリャンカンの待ちがつくれるようになれば、メンツを効率よくつくれるようになります。
テンパイしたら、とりあえずリーチをかけることがあると思います。
リーチをかければ、運が良ければ「一発」がつくし、裏ドラがのるかもしれません。
確かにリーチにはそのようなメリットがあるのですが、リーチにはデメリットもあります。
まずリーチのデメリットのひとつが、あがるまでツモ切りしなければならないということですね。
リーチをかけた後に相手の危険牌をツモった時でも、捨てるしかないのですね。
ですので相手が役満級の役だったら、致命的な振り込みになる危険があります。
そしてリーチのデメリットの2つ目が、リーチをしたらもう手を変えられないということです。
手を変えていればサンショクの役がついたとか、タンヤオになっていたなどがあるので、高い役をあがるチャンスを潰してしまうのです。
さらにリーチのデメリットの3つ目が、リーチ代として1000点支払うということです。
その1000点はあがらないと返ってこないんですね。
1000点という点数は、ばかにならない点数なんです。
麻雀では100点差を争うゲームなので、リーチ棒1本で順位がひっくり返ることも珍しくはないのです。
麻雀では攻めと同じように守りも大事になります。
守りを固めるには、相手のリーチには振り込まないようにすることが大事です。
なので相手の捨て牌をよく見て、安全牌を見つけるようにしましょう。
ですが、おりるときは徹底しておりないと、振り込む確率が高くなってしまいます。
ですから一度おりることを決めたら、役を崩して安全牌を捨てるようにしましょう。
たとえ字牌であっても相手に通っていない牌なら、不用意に捨ててはいけません。
私の経験からすると麻雀牌の危険度が高い順は次のようになります。
4、5、6の牌 > 2、3、7、8の牌 > 1、9牌 > ヤクハイ > オタ風の牌
となります。
これにドラが絡んでくるとまた変わってくるのですが、危険牌の基本の並びはこれで間違いないです。
ここでは麻雀でトータルで勝つための戦術などについてまとめてみました。
麻雀で勝つためには、攻めと守りのバランスが大事ですので、どちらかだけにならないように注意ですね。
麻雀は運の要素が大きく関わるので、どうしても勝てないときもあります。
それでも気にせずに麻雀を続けていれば、またすぐにあがれるようになってきますので、心配しすぎないようにしてくださいね!