チートイツのコツや複合役とは!カンや4枚使いのときはどうなる?

 

麻雀にはいろいろな役がありますが、2翻のメンゼン役に「チートイツ」という役があります。

 

チートイツは雀頭と4つのメンツからなる形ではなく、同じ種類の牌(対子:トイツ)が7組集まってできる役になります。

 

すべての牌が2個ずつになるので、チートイツは別名「ニコニコ」ともいわれているんですね。

 

一般のあがりの形とは異なるチートイツですが、形がわかりやすいため、初心者にはおすすめの役のひとつとなっています。

 

ですがこのチートイツにはいくつか注意点があります。

 

チートイツについての条件や点数は場所によって取り決めが違っているので、その場に応じた対応が必要になるんですね。

 

そこでここではチートイツについて作るコツや相性のいい複合役、また成立するための条件などを解説したいと思います。

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チートイツを作るコツとは?

 

チートイツはメイン手と違ってトイツが7組の特別な役ですが、イーペーコーが発展してチートイツになることもあります。

 

イーペーコーは223344とトイツが3組あるので、チートイツに変化しやすいんですね。

 

なのでチートイツは最初から狙いに行くのではなく、メンツ手と天秤にかけながら牌を選択していくようにして役を作るようにします。

 

またチートイツは一九字牌を有効に使える手でもあります。

 

チートイツでは連続した牌の並びが必要ないので、孤立した一九字牌でもうまく使いまわすことができるんですね。

 

ですからチートイツを作るコツのひとつは、一九字牌をどう使うかということが挙げられます。

 

なので最初の配牌を見てチートイツの可能性が感じられたら、早々に字牌を捨てないようにして、字牌が重なるのを待つようにしましょう。

 

仮に重ならないとしても4枚目が見えるまでは牌が残っているものと考えて、一九字牌待ちで勝負することも有効な戦術の一つです。

 

またチートイツを作るコツとして、トイトイへの変化を考えることも大事なことです。

 

特にヤクハイが重なったときは、それをポンしてトイトイへ向かった方があがりが速い場合もあります。

 

ただ、トイツが5組あるチートイツのイーシャンテンのときに手の内の牌をポンすると、メンツオーバーとなって2シャンテンになってしまうので注意しましょう。

チートイツによる複合役とは?

 

またチートイツの複合役でよくあるのがタンヤオです。

 

これは一九字牌を除いた2~8までの数牌でチートイツを作ればよいので、複合役の中では作りやすい役といえます。

 

このほかにチートイツは、一九字牌を使ったチャンタと複合することもできます。

 

配牌で一九字牌にいくつかトイツがあるときは狙ってみたい役ですね。

 

そしてチートイツはホンイツやチンイツとも複合することができます。

 

これらは鳴くことができませんので点数が高くなりやすく、ホンイツチートイツなら満貫、チンイツチートイツなら倍満の役になります。

 

ちなみにチートイツはイーペーコーやリャンペーコーとは複合しないことになっています。

 

それはイーペーコーはトイツが3組ではなく、シュンツが2組だと考えられているからです。

 

ですのでイーペーコーはあくまでもメンツ手の一つだと覚えておきましょう。

4枚使ったチートイツは認められるか?

 

チートイツでは7種類の牌のトイツが必要ですが、このチートイツで同じ牌4枚を使うことはできるのでしょうか。

 

確かに同じ牌4つでもトイツ2組と数えることができそうですよね。

 

ですが一般のルールでは、チートイツに同じ牌4枚は使えないことになっています。

 

これは同じ牌4枚を使うと、チー(7種類)のトイツにはならないと考えるためなんですね。

カンをしたらチートイツはどうなるか?

ちなみにカンをした場合はどうなるのでしょうか。

 

カンは同じ牌を4つ使うわけですが、この場合もその4つの牌はトイツ2組とはされません。

 

ですからカンをした時点で7つのトイツは作れなくなるのでチートイツは成立しませんね。

 

そもそもカンをしたら手牌が1つ増えるので、牌の数が合わなくなりますからね。

こんなチートイツもある

 

チートイツにはかっこよくて点数の高い役がいくつかあります。

大七星(ダイチーシン)

ダイチーシンは7つの字牌である東、南、西、北、白、發、中をすべてトイツにした字牌チートイツのことをいいます。

 

ダイチーシンはチートイツの形になっていますが字牌のみとなっているため、役満の字一色(ツーイーソー)の一つとされています。

大車輪、大竹林、大数隣

大車輪はピンズの2~8までの数牌をそれぞれ2つずつトイツにする形ですね。

 

この大車輪は、2から8までのピンズのみで作られていることから、チンイツ・タンヤオ・リャンペーコーの形になっています。

 

そして同様にソーズで2~8までの数牌で対子を作ったものが「大竹林(だいちくりん)」となります。

 

またマンズで作ったものは「大数隣(だいすうりん)」と呼ばれています。

 

いずれの役もなかなか見る機会はないですが、いつか出してみたい役ですよね。

まとめ

 

ここでは、チートイツのコツや複合役について解説しました。

 

<ここで解説したチートイツのまとめ>

・チートイツを作るコツ

・チートイツによる複合役

・4枚を使うチートイツについて

・その他のチートイツ

 

チートイツは初心者でも簡単に作れる役なので、ぜひ実戦で活かしていきたいですね。

 

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