あなたはマンガをよく読んでいますか?
今ではたくさんのマンガがありますけど、麻雀を題材にしたマンガのもあって、マンガも麻雀も好きな私は、麻雀のマンガを一度読むとすぐにハマってしまいます。
特に、「哲也」というマンガがあって、哲也という一人の麻雀師の物語なんですけど、登場人物や出てくる役の種類がとてもインパクトがあって、私の中で忘れられないマンガとなっています。
そこで、その「哲也」に出てきた役の種類などをここでご紹介したいと思います。
マンガの中でどんな種類の役が出てきたのか、ぜひ原作の方を読んでみてくださいね。
哲也の中で最も印象的だったのが、ダブル役満の大三元字一色(ダイサンゲン ツーイーソー)です。
これは日本人嫌いの米兵とやったときに出た役でした。
このとき思ったのが、「役満にダブルってあるんだ」ということです。
まあダブルとかトリプルの役満というのは、ルールによってあることとないことがあるんですけど、マンガの中ではすごく強運の人しか出せない役みたいな感じで描かれていましたね。
この大三元字一色というのは、手の内をすべて字牌のみにして、さらに三元牌である白、發、中を持っている役なんですね。
私は過去に、「小四喜字一色」という役満をあがったことがあります。
これもダブル役満なんですが、こちらは手の内を字牌だけにして、風牌の東、南、西、北の4種類の牌を集めたものです。
このように、2つの役満を掛け合わせたダブル役満って結構たくさんあるんですね。
例えば、白、發、中の牌を鳴かずに集めて、そして4つのメンツ全部を暗刻にすると、大三元に加えて、四暗刻(スーアンコー)となり、大三元四暗刻となってダブル役満になるんですね。
どの役満とどの役満を組み合わせることができるか、いろいろ考えるのは楽しいんですよね。
哲也のマンガの中では、ドラ爆の鷹(たか)っていう人がいて、とにかくドラをたくさん乗せていくという打ち方をしていました。
鷹は安い手でもとにかくあがったり、ときにはカンしたりして、安い手であってもドラによって高い手に変えてしまうという戦術だったんです。
マンガでは「こんな役なしの手がハネ満?」と言っていましたけど、私は彼の戦術はぜんぜんありの戦術だと思いました。
まあマンガのような積み込みをするのはいけないと思いますけど、役がなくてもリーチをかけてドラを乗せていくという戦術は、初心者にはとてもわかりやすくて高得点を狙えるものだと思います。
鷹がやっていたドラの増やし方は、次の通りです。
ドラをポンする(ドラ3) → 積もったドラを加カンする(ドラ4) → ドラ表意牌が2枚になってドラが2倍になる(ドラ8)
ドラはそれだけではあがれないものの、役に付けばその威力を発揮できます。
ですから麻雀では、ドラを大切にして、役はリーチのみでも、ヤクハイのみでも、喰いタンのみでもいいからあがっていけばいいんです。
あなたもドラ爆の鷹をマネしてみてはいかがでしょうか。
哲也の中でよく出てくる役満が国士無双です。
国士無双には、暗カンでもロンあがりができるという特別なルールがあるんです。
ですがその暗カンが4つ目のカンだったときは、「スーカンツ」の役の方が成立して、国士無双はあがることができないのです。
スーカンツとはカンが4回おこなわれることですけど、カンは1局のなかで4回おこなわれると、流局になるんです。
なので国士無双が暗カンであがる前に、スーカンツによる流局の方が先に成立するんですね。
マンガでは、この流局は勝ちに等しいと言っていたので、流局のなかにも価値があるものがあるんだと思いました。
ちなみにスーカンツの流局って、すぐできそうですけどなかなかできないんですよ。
私はスーカンツによる流局は20年の麻雀歴のなかで、まだ一度も経験がありません。
たった一つのカンでさえたまにしかやらないので、それを4つもやることは本当に稀なんですね。
麻雀では一般に一九字牌をクズ牌と呼ぶことが多いですが、哲也の物語の中にも運がない奴がいて、クズ牌ばかり引いてしまうことがあったんですね。
でもその人は自分に運がないことを利用して、国士無双を狙っていきました。
彼は配牌、ツモともにクズ牌ばかりで、ツモってくる牌は次から次へと一九字牌ばかりでした。
そんな彼は、国士無双だけを狙うのではなく、クズ牌を発展させたチャンタやジュンチャンの役を作っていきました。
配牌が悪い時に国士無双を狙うのはいいのですが、国士一辺倒になってしまってはなかなかあがれません。
ですから彼のように、国士無双を狙いつつも中張牌を残しておいて、臨機応変に対応していくことが大切だと思います。
ここでは、マンガ「哲也」のなかで出てくる役やルールについてまとめてみました。
麻雀のマンガには普段はできないような大物手や珍しい役が出てくるので、とても勉強になります。
また、ストーリーも面白いので、どんどん引き込まれてしまうんですよね。
哲也の中ではここで紹介した役以外にもまだたくさんの役が登場していますので、マンガに興味がわいたら、ぜひ哲也を読んでみてくださいね!