麻雀をやる人の中には、うまい人もいれば下手な人もいます。
また麻雀には、実力だけではなく運の要素も必要という特徴があります。
ですから麻雀で勝つためには、実力を身につけておき、チャンスが訪れたときには存分に力を発揮できるようにしなければなりません。
ですが、そのような絶好の機会というのはいつ起こるのか前もって知ることはできません。
オーラスのときかもしれませんし、始めたばかりの第1局目かもしれません。
ですからあなたはそのような「棚(たな)ボタ」を絶対に見逃してはいけないんですね。
そこでここでは、その棚ボタ、つまり不意に訪れる絶好の機会についてを解説したいと思います。
こちらは約6分の解説動画となっています。↓↓↓
まず絶好の機会といえるのが、局が始まって配られた配牌の内容が良かった時です。
配牌を開けてみて、一九字牌が少なく数牌の2~8の牌が多いと、メンタンピン系の役がすぐ前に見え、あがりの速い役が見込めますね。
なかには、最初から暗刻(アンコー)ができていたり、イーペーコーができていたり、赤ドラが来ていることもあります。
特に、この配牌というのは運の要素が100%で、麻雀の知識や技術は関係ありません。
どんなにうまい上級者でも、どんなに下手な初心者でも、配牌に麻雀の力は関係ないんですね。
なのでそのような牌が来た時は、まっすぐあがりに向かえばおのずとあがれるものです。
もちろん流れというのはあります。
実際にあがった人の所へいい配牌が来ることもありますよね。
ですがそれはたまたま運が良いだけであって、実力でいい牌を呼び込んだわけではありません。
ですから配牌で良い牌が来るかどうかは初心者も上級者も同じ確率ということですね。
それでも初心者は上級者ほど役作りがうまくないので、配牌が良くても先を越されてしまうこともあると思います。
なので初心者は良い配牌が来た時は、できるだけそのチャンスをものにして、確実にあがるようにしたいですね。
また麻雀で絶好の機会となるのが、手牌のドラが暗刻(アンコー)になった時です。
暗刻というのは、同じ牌が3枚集まることですね。
このようにドラが暗刻になると、他の人にほとんどドラが行っていないことになります。
チャンスの牌は自分が固めているわけですからね。
また相手からすると、あなたがドラを3枚も持っているということはわからないんですね。
もし仮にドラをポンした時なら、鳴いた牌は相手に見えるのでドラがわかってしまうのですが、暗刻の場合は相手にほとんど気づかれないんですね。
ですから、あなたがポンやチーでタンヤオやヤクハイを狙っていても、相手には単なる1翻の安い手にしか見えません。
手の内にまさかドラが3枚も固まっているとは思わないのですね。
このように手の内のドラが相手に気付かれないというのはとても大事なことで、最後のあがり牌が出るかどうかに深く関係してきます。
相手に警戒されないということは、それだけあがりやすいということです。
ですから、手の内にドラが暗刻になった場合は絶好の機会なので、そのチャンスを確実にものにするようにしましょう。
また、相手がチョンボしたときというのも、絶好の機会といえます。
このチョンボはルール違反のことですが、この取り扱いについてはルールとしてきちんと定められています。
一般にチョンボは、親がチョンボした場合は子3人に4,000点ずつの支払い、また子がチョンボした場合は親に4,000点、子2人に2,000点の支払いとなります。
ちょうど満貫の点数分の支払いとなるんですね。
このほかにも、親と子にかかわらずチョンボした場合は、全員に3,000点を支払うというルールもあります。
このようなチョンボを相手がした場合、あなたは何をせずとも点数が転がり込んでくることになりますよね。
なので相手との点差が10,000点以上あった時でも、このチョンボ一回で一気に追いつき逆転することも可能なんですね。
このようにチョンボには大きな点差も一気にひっくり返すパワーがあるので、もし相手がチョンボしたときには絶好の機会が訪れたと思って間違いありません。
一般に、チョンボのほかにもルール違反として次のようなものがあります。
あがり放棄(ほうき)
チョンボよりも軽いルール違反のときに適用されます。
あがり放棄は点数の罰則はありません。
あがり放棄後も対局は続行しますが、違反した者はその局でのあがりはできなくなります。
供託(きょうたく)
チョンボの中でも最も軽微なルール違反のときに適用されます。
この場合は、違反した者が場に1,000点棒を出し対局は続行されます。
そして、あがったものがこの点棒をもらうものとなります。
ここでは麻雀初心者が見逃がしてはいけない絶好の機会を解説しました。
<見逃してはいけない絶好の機会とは>
・良い配牌をもらった時
・ドラが暗刻になった時
・相手がチョンボした時
絶好の機会というのはそう何度も来ることではありませんが、そのチャンスを活かすことができれば初心者のあなたでも勝つことができるはずですよ!