麻雀では待ちの形が多いか少ないかで、あがれるかどうかが決まってきます。
待ち牌の数は多ければ多いほど良い待ちになることは言うまでもないことですよね。
ペンチャン待ちやカンチャン待ちよりもリャンメン待ちが良いといわれているのは、後者の方が待ち牌が多いからにほかなりませんね。
麻雀では、3種類以上の待ち牌があるときのことを「多面張(タメンチャン)」といいます。
麻雀で勝つためには、このタメンチャンの形を理解して作れるようにする必要があります。
このタメンチャンの形というのはたくさんあって、初心者がすべてを覚えることはとても難しいものです。
ですがタメンチャンを覚えるかどうかは麻雀の勝負に直結してくることなので、おろそかにはできないことなんですね。
そこでここでは、初心者でもすぐ覚えられるようなタメンチャンをご紹介したいと思います。
こちらは約15分の解説動画となっています。↓↓↓
タメンチャンの基本は3面張(サンメンチャン)です。
この3面張の形の作り方がより複雑なタメンチャンの基礎になってきますので、ぜひ覚えるようにしてくださいね。
ここではまず実戦で使われることが多い3面張について紹介します。
タメンチャンの形のところはマンズで表しています。
3面張でもっともポピュラーな形といえば、以下のような5枚の連続した牌を使う形です。
サンメンチャン(5枚の連続牌)
これはマンズの
ここでは、
このように連続する5つの牌を使った3面張はタメンチャンの基本中の基本で、実戦でもよく使われる形です。
この5枚の連続牌を使うタメンチャンは、3つのあがり牌すべてがリャンメン待ちになっているので、ピンフの役のときに使われることが多いですね。
またサンメンチャンの一つに、タンキ待ちとリャンメン待ちの複合した形というのもあります。
サンメンチャン(タンキ+リャンメン)
この待ちは、一見、
ですからこの形のあがり牌は、
この形では雀頭に目がいってしまって、リャンメン待ちを忘れてしまうことがあるので注意しましょうね。
このサンメンチャンは4つだけの牌を使う形なので、初心者でもとても覚えやすく使いやすい形だと思います。
ですから手の内に数牌のアンコーがあった場合は、あと一つの牌がくっつけばサンメンチャンになるということを覚えておくといいですね。
よくタメンチャンで多いのが、あがり牌を見逃がして、せっかくのあがりがチョンボになってしまうことです。
ですからあがり牌を見逃がしというのは、絶対にしないようにしなければなりません。
以下のサンメンチャンはあがり牌の見逃しが多いものの一つです。
サンメンチャン(リャンメン+シャンポン)
今度は一見、
でも、
このシュンツを考えると、
この形ですと、
これはとても見落としやすいので注意が必要です。
ですからこの形のあがり牌は、
サンメンチャンという待ちは、いつもリャンメン待ちが含まれているわけではありません。
なかには、以下のようなタンキ待ちを複合した待ちもあります。
サンメンチャン(タンキ待ち×3)
これは7つの牌を使った形なのですが、待ちがどうなっているのかシュンツに分けて考えてみましょう。
まず、
ですからあがり牌は、
また、
これだとあがり牌は、
ですからまとめると、この場合のあがり牌は、
今回のはすべてノベタン待ちになっていて、リャンメン待ちにはなっていない形なんですね。
タメンチャンの待ちはほかにもまだまだあります。
ここでは、サンメンチャン以上の待ちの形をご紹介しますね。
タメンチャンは待ち牌の数が増えるとすごく複雑になります。
なので初心者でも覚えやすいタメンチャンをピックアップしてみました。
複雑な5面張のなかでも覚えやすい形の一つがこれです。
5面張(サンメンチャン+ノベタン)
この場合は、
一方で、
なのでこの形は、サンメンチャンとノベタン待ちが複合した待ちになっています。
ですからこの場合のあがり牌は、
また、アンコーを2つ使った5面張もあります。
5面張(サンドイッチ型)
これは、2つのアンコーで挟んでいるサンドイッチ形の待ちになります。
まず、
と
また、
ですからこの場合にあがり牌は、
このように、待ちにアンコーが絡んでくるとあがり牌が複雑になるイメージがあります。
ここではタメンチャンについて解説しました。
<初心者でもわかるタメンチャン6選>
・あがる確率が格段にアップする三面張!4選
・すぐ使いたい!実戦向きの多面張はコレ!2選
タメンチャンは待ちが複雑なのであがり牌を見落としやすいです。
またタメンチャンは高い役でもよく使われますので、役作りの際には切る牌を間違えないように注意しましょうね。