四槓子(スーカンツ)の役満を阻止できる5回目のカンとは?

 

麻雀には役満の役がいくつかあります。

 

あなたがよく知っているのは、国士無双(こくしむそう)とか四暗刻(スーアンコー)とか大三元(ダイサンゲン)などですよね。

 

ですが、あまりよく知らなかったり見かけない役満もあります。

 

それが、四槓子(スーカンツ)です。

 

スーカンツは文字通り4つの「カン」が行われたことをいうのですが、これがとても興味深い役なんですね。

 

実際の麻雀では、スーカンツはほとんど出ません。

 

4回もカンが行われることはほとんどないんですね。

 

3つのカンの「三槓子(サンカンツ)」でさえも、かなり珍しい役です。

 

ではスーカンツのどこが興味深いのかを解説したいと思います。

 

こちらは約9分の解説動画となっています。↓↓↓

四槓子(スーカンツ)の役満を阻止できる5回目のカンとは!
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スーカンツは役満と流局のときがある!

 

スーカンツは、場合によって役満になるときと流局になるときがあるとても珍しい役なんですね。

 

このような役満か流局かという役は、たくさんある麻雀の役の中でもこのスーカンツしかないと思います。

 

ではその違いはというと、1人でカンを4回おこなった場合に役満が適用され、複数人でカンを4回おこなった場合には流局が適用されるわけですね。

 

ですから1人でカンを3回おこなっても、最後の1回をほかの誰かにされてしまったら、その局は流局になるということです。

 

またこのスーカンツに使われるカンは、アンカンでもミンカンでも加カンでもよいとされています。

 

もし4つのカンをすべてアンカンで揃えられたら、四暗刻(スーアンコー)の役と複合するわけですね。

 

この他にも、スーカンツはいろいろな役満と複合することができます。

 

例えば、大三元(だいさんげん)や字一色(ツーイーソー)、四喜和(スーシーホー)などの役と複合ができますよね。

 

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ちなみにスーカンツをおこなった場合は、ドラ表示牌もそれぞれ開けていくので、最初のドラ表示牌+カン4回によるドラ表示牌4つで、ドラ表示牌は最終的に5つになります

 

ですからこのようなときは、ドラの数がとんでもないことになりますね。

5回目のカンでスーカンツの役満を阻止できる?

 

スーカンツの役満についてですが、まずカンの流れを見てみましょう。

 

1.カンというのは通常、捨てた牌かツモった牌を見て「カン」といいます。

2.それからリンシャン牌をツモります。

3.そして、要らない牌を捨てます。

 

これがカンの一連の流れにります。

 

そして4回目のカンの場合は、要らない牌を捨てた後は裸タンキ待ちになりますよね。

 

この4回目のカンのとき、要らない牌を捨てて誰からもロンされなかった時点でスーカンツのあがりと見なす場合と、裸タンキになった後も続行して雀頭を揃えてあがりきるまでスーカンツの成立を認めない場合があります。

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つまり場合によっては、スーカンツは最後の裸タンキの雀頭を揃える必要はないわけですね。

 

また、4回のカンをおこなって裸タンキになって続行する場合は、すでにカンドラが4つ全て見えている状態なので、これ以降はどのプレーヤーも5回目のカンはできないことになっています。

 

ですが、このとき5回目のカンのおこないを認め、それをもって流局にするということも、一部のルールではあるようです。

 

これを「5槓子(カンツ)流れ」といいます。

 

つまり5回目のカンでスーカンツの役満を阻止できるというルールもあるわけですね。

 

このように、最後の雀頭を揃えなくてもいいというルールや、5回目のカンを認めるルールは古いルールに多いようです。

 

現在一般に採用されているルールでは、スーカンツは裸タンキになった後も続行し、雀頭を揃えなければスーカンツは成立せず、裸タンキになった後は5回目のカンはできないとするルールが多いようです。

 

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スーカンツに責任払いはある?ない?

 

麻雀では役満の役を確定させてしまうと、パオ(責任払い)というものが生じます。

 

責任払いになると、ツモあがりの場合は役を確定させた人が全額を、ロンあがりの場合はロン牌を出した人と役を確定させた人で半分ずつを支払います。

 

責任払いとなるのは、例えば大三元だったら3つ目の三元牌を鳴かせてしまったときですね。

白と發を鳴いているところに、3つ目の中を鳴かせてしまうと、責任払いとなるわけです。

 

ほかにも大四喜(ダイスーシー)でも4つ目の風牌を鳴かせてしまうと責任払いになります。

東、南、西、と鳴いているところに北を鳴かせて、大四喜の役を確定させてしまったときですね。

 

ではスーカンツの場合はどうでしょうか。

 

3つカンをしているところに4つめのカンをさせてしまった場合は、ルールによって責任払いになる場合とならない場合があります。

 

では4つ目のカンをさせてしまったのにどうして責任払いにならない場合があるのかというと、大三元や大四喜とは異なり、スーカンツでは役の確定牌がはっきりと決まっているわけではありません。

 

どんな牌でスーカンツになるのかはっきりとは分からないんですね。

 

しかしながら、スーカンツになる牌がまったくわからないわけでもありません。

 

それは「ションパイ」かどうかです。

 

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スーカンツになる牌は場に1枚も出ていない「ションパイ」でなければならず、場に1枚でも出ている牌はスーカンツにならない牌だといえます。

 

ですから、ションパイを切ったという理由で責任払いが適用されることがあるというわけですね。

まとめ

 

ここでは、スーカンツの役満を阻止できる5回目のカンなどについてを解説しました。

 

<スーカンツについて>

・スーカンツは役満と流局のときがある

・5回目のカンでスーカンツを阻止できる?

・スーカンツに責任払いはある?ない?

 

スーカンツは、ルールによって5回目のカンができたり責任払いが生じることがあります。

あなたが打っている麻雀でも、スーカンツのルールを一度詳しく見ておくのがいいかもしれませんね。

 

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