麻雀では終盤の戦い方がとても大事になります。
でも終盤といっても、いつから終盤なのかわかりづらいですよね。
麻雀では、1局あたりのツモの回数はだいたい決まっています。
流局になるまでのツモの回数を平均すると、1人あたり約18回のツモがあることになります。
ですから1局を序盤、中盤、終盤の3つに分けるとすると、ツモの回数で分けることができます。
つまり6巡目のツモまでを序盤、12巡までのツモを中盤、そして最後までのツモを終盤と分けられますね。
局の終盤というのは、自分も相手も役作りの仕上げに入る頃なので、攻めや守りなどの戦い方や勝ち抜くための考え方などがとても大事になります。
終盤での一つの局面での判断が勝敗に大きく結び付くものなんですね。
そこでここでは、終盤の戦い方についてを解説したいと思います。
こちらは約6分の解説動画となっています。↓↓↓
終盤では戦うのか守るのか、そのときの状況によって判断する必要があります。
まだ対局が始まって間もないのか、終局間近なのか、あなたの持ち点は何点で何位なのかといった状況で戦い方が変わってくるわけですね。
点数をたくさん持っているのであれば、終盤でわざわざケンカする必要はないわけです。
相手の3人で殴り合ってもらえれば、あなたはそのまま勝ち逃げすることができますからね。
また終盤で攻めるときは、あなたの手役がどのくらいの点数なのかということがとても大事になります。
あなたの役が高いのであれば、リスクはありますが結果が期待できるので攻めることができます。
しかしあなたの役が安い役だと、そこまで攻めても、得られる結果は少ないわけですね。
終盤では相手も役を作っているわけですが、それと同時に、この局はおりたほうがいいのかを考えています。
相手は相手で高い役ならおりたくないし、安い手ならおりてもいいと考えます。
なのであなたが安い手で局の終盤を突っ込んでいくと、相手の高い手に振り込んでしまう可能性があるんですね。
たとえ振り込むことなくあがることができたとしても、安い役ですから低い点数しかもらえないわけです。
どうせ危険を冒すのであれば、見返りが大きい方がいいですよね。
できることなら、相手の手が高いのか低いのか判断できるのが一番良いのでしょうが、それはなかなか難しいことです。
なので自分の手役が高いか低いかで、突っ込むかおりるかを選択すること大事になるんですね。
終盤では安い手だったら勝負しないと述べましたが、相手にリードを許したオーラスで勝負しなかったら負けてしまいます。
ですから、状況によっては勝負にいかなければいけないわけです。
なので今の局が、東場の何局目なのか、あるいは南場の何局目なのかということ、そしてあなたの親は残っているのかということを知っておかなければいけません。
今が何局目かというのは、あとチャンスは何回あるか、ということです。
相手に大きくリードを許している場合、もう残りの局数が少ないのであれば、安いあがりをしていてはチャンスを潰してしまうだけです。
自分の親が残ってないならば、なおさらです。
麻雀の対局の局数には限りがあるので、安いあがりであなたのチャンスを潰すことがないようにしないといけませんね。
しかしながら、まだ自分の親が残っているのであれば、無理にあがりに行く必要はありません。
自分の親のときに連荘すればどんな点差も逆転が可能ですからね。
なので、あとどれくらい局が残っているかで戦い方を変える必要があるわけです。
終盤で守る際に重要になるのが安全牌の切り方ですが、あなたはどんな安全牌を切っていますか?
終盤になると河の捨て牌もたくさんあるので、安全牌を見つけやすいですが、終盤ではテンパイしているのは1人とは限らず、複数人がテンパイしていることも多々あります。
ですから、守るためには相手3人の安全牌を捨てるのがベストなわけです。
ですが、3人の河を見ても、そうそう都合よく3人に共通する安全牌があるわけではありません。
そこで大事になるのが、上家が捨てた牌と同じ牌を捨てる「合わせ打ち」という切り方です。
合わせ打ちは、自分がツモる直前に捨てられた牌と同じ牌を捨てることをいいます。
合わせ打ちでは相手3人から絶対にロンされることはないんですね。
100%安全な牌となります。
ただし安全なのはその巡目だけで、1巡後にはもう安全牌ではなくなってしまうのですが、1巡後にまた上家と同じ牌を切って合わせ打ちをすれば、また100%安全な牌を切ることができますね。
ここでは、麻雀の終盤での戦い方を解説しました。
<終盤での戦い方>
・点数に見合った戦い方が必要
・残りの局数で戦い方を変える
・守りは「合わせ打ち」が基本
終盤は焦りや逸る気持ちから、ミスが生まれやすい状況といえます。
なので落ち着いて冷静に打つようにしたいですね。