麻雀には「サンショク」といわれる役があります。
麻雀で「サンショク」とつく名前の役は2種類あります。
まず一つ目が、サンショクドウジュン(三色同順)です。
このサンショクドウジュンは、実戦でもよく出てくるとてもメジャーな役の一つです。
そしてもう一つが、サンショクドーコー(三色同刻)です。
こちらは作るのが難しく、実戦ではあまり見ない役ですね。
この2つは、名前はどちらも「サンショク」が付いて似ていますが、役の内容は違っているので注意しましょう。
ちなみに麻雀で「サンショク」という場合は、ほとんどの場合、前者の「サンショクドウジュン(三色同順)」のほうを指すので間違えないようにしましょう。
当ブログでも「サンショク」は「サンショクドウジュン(三色同順)」の意味で使っていますのでご了承ください。
このサンショクですが、これがどんな役なのか、またどんなメリットデメリットがあるのかを解説したいと思います。
こちらは約10分の解説動画となっています。↓↓↓
「サンショクドウジュン」のサンショクとは、3つの色、つまりマンズ、ピンズ、ソーズの3種類の牌のことをいっています。
またサンショクの役の形は、3種類の数牌で同じ数字のシュンツを作ります。
具体的には次のような牌姿です。
サンショクの例
上の牌でシュンツを見てもらうとわかる通り、マンズで345、ピンズで345、ソーズで345となっていますよね。
このようにマンズ、ピンズ、ソーズで、345などのように同じ数字のシュンツを作ればいいんです。
この揃える数字については、234でも678でも、とにかくシュンツで3種類を揃えればサンショクの役になります。
サンショクはマンズ、ピンズ、ソーズをそれぞれ使うキレイな役なので、好んで作っている人も結構いますよね。
またこのサンショクは2翻の役ですが、これをチーなどで鳴いた場合は、1翻の役に下がってしまいます。
このサンショクでは、待ちの形がペンチャン待ちやカンチャン待ちのほかに、サンショクの役が確定しないリャンメン待ちの場合があります。
ですからサンショクを狙うときは、どんな牌でテンパイしているのかを前もって頭に入れておくことが大事ですね。
サンショクは3つのメンツをシュンツで作るので、ピンフやタンヤオと相性がいいです。
ピンフの場合は、4つ目のメンツもシュンツにしてリャンメン待ちにすれば複合します。
またタンヤオの場合は、4つのメンツと雀頭を一九字牌を除いた牌で作れば複合しますね。
この他にもサンショクは、点数の高い「純チャン」と複合することもできます。
これが「純チャンサンショク」ですね。
純チャンサンショクの例
これは純チャンですから、一九牌を含んだメンツであがりの形を作っていますね。
そしてサンショクですから、123というメンツがマンズ、ピンズ、ソーズの牌でできています。
純チャンサンショクは、ほかに789を使ったメンツでも作ることができますね。
純チャンサンショクは、メンゼンだと純チャンで3翻、サンショクで2翻となりますから、その2つの役で合計5翻の強力な役になります。
とにかくサンショクは、メンゼンだとピンフやイーペーコーなどと複合しやすく、点数が高くなりやすいです。
なのでサンショクはできるだけメンゼンで作れるようにしたいですね。
サンショクは2翻の役の中では比較的作りやすいというのがメリットの一つだと思います。
もう一つのサンショクの「サンショクドウコー」に比べたら、作りやすさは天と地ほど違います。
どちらも同じ2翻の役とは思えないほどです。
また悪い待ちが残ったり、待ちが読まれやすい「イッツー」と比べてみても、やはりサンショクの方が役作りのしやすさという点では一枚上といえます。
ほかにもサンショクのメリットに、ドラが入ってくると高得点になりやすいという点が挙げられます。
サンショクではシュンツを使うので、通常のドラだけでなく赤ドラも使いやすくなっています。
なので素早くあがれるサンショクとドラの相性がとても良いんですね。
またサンショクにリーチをかければ裏ドラの期待もできるので、実際にあがってみたら思いのほか高い役になった、ということもあると思います。
サンショクにはデメリットというか注意点があります。
それは、待ちがいくつかあるとき、あがり牌によってはサンショクにならない場合があるという点です。
次のような牌姿を見てください。
サンショクのテンパイ
このような牌では、
このとき、サンショクが成立するのは、
残念ながら、
あくまでも、456というメンツを作れたほうがサンショクの役になるんですね。
ここでは、サンショクについて解説しました。
<サンショクについて>
・サンショクとはどんな役?また作り方は?
・サンショクと複合する役とは
・サンショクのメリットとは
・サンショクのデメリットとは
サンショクは実際の麻雀でよく使う2翻の役なので、必ず作り方と使い方をマスターしておきましょうね!