麻雀の役に、三色(サンショク)というものがありますね。
でも麻雀では役の名前は省略することが多くわかりづらいのですが、三色といったらまず思い浮かべるのが、「三色同順(サンショクドウジュン)」です。
三色には三色同順のほかに三色同刻(サンショクドウコウ)という役もあるので、混同しやすいので注意が必要です。
このサンショクとは、萬子、筒子、索子の3つの種類を表しています。
3つの種類が同じ数牌で揃うのは、見た目の上でもとても美しい形をしていますね。
ではこのサンショクの狙い目やコツ、そしてどんな役と複合してどんなローカル役があるのかを解説したいと思います。
麻雀ではサンショクというと、三色同順と三色同刻があります。
三色同順の同順とは同じ順子(シュンツ)という意味で、三色同刻の同刻とは同じ刻子(コーツ)という意味ですね。
具体的には三色同順のほうは、萬子、筒子、索子のそれぞれを使って、345、345、345とシュンツを揃えるものです。
このサンショクはメンゼンで2翻、鳴いて1翻の役なので、作りやすい割に点数が高くなっていて実戦でよく使われる役のひとつとなっています。
そして三色同刻のほうは、萬子、筒子、索子を使って、444、444、444と3つのコーツを作る役となります。
そしてこちらの三色同刻のほうは、メンゼンで2翻、鳴いても2翻の役となります。
これらの三色同順と三色同刻はどちらもサンショクといわれますが、作りやすさがまったく違います。
なんといっても三色同順のほうが圧倒的に作りやすいのです。
三色同順と三色同刻の2つの役はメンゼンでの翻数が同じなのですが、その作りやすさは同じではなく、差があるということですね。
ちなみにジョンは麻雀を20年以上続けていますが、三色同順を出した回数は実際の麻雀で100回以上ありますが、三色同刻のほうは1~2回しかありません。
あがる役というのは個人の好みがあるので正確な確率はわかりませんが、三色同刻が役満並みに非常に難しい役でることは間違いありません。
サンショク(三色同順のこと)のメリットとしては、スピードがあることが一番だと思います。
ですから他人の親を速く流したい、速く局を進めたいと思った時に、サンショクは狙える役のひとつだということですね。
チーすることでたとえ安い点数になったとしても、あがりのスピードを優先することができるのです。
もしあがるスピードを重視したいなら、メンゼンにこだわることなく積極的に鳴いていって、サンショクのメンツを作るようにするといいと思います。
またサンショクができていない場合でも、456、567、567などのようなシュンツができていたとします。
この456のシュンツは7を引いて567となるとサンショクが完成します。
このように1つの牌の入れ替えだけで2翻も変わるので、ぜひ狙っていきたい役のひとつです。
サンショクを作るコツとは、いかに早い段階で見通しを立てておくかということです。
サンショクの組み合わせは1通りとは限りません。
345のシュンツがあった場合、サンショクができるのは234や456のメンツになることもあるんですね。
ですから345というメンツがあったとしても、345のサンショクと決め打ちはしないで手広く役作りをしていくことが大事です。
またサンショクに必要な牌が手牌になかったとしても、ツモによってはカンチャン待ちやペンチャン待ちにつくれることがあります。
このようにサンショクは手替わりが見込める役なので、早急な判断や決めつけは高得点を見逃してしまうことがあります。
サンショクはタンヤオやピンフ、イーペーコーなどとの相性が良く、しばしば複合します。
特に123や789を使ったサンショクは一九字牌を使ったチャンタや純チャンの役とも複合します。
例えば、純チャン・サンショク・ピンフ・イーペーコーなのが複合すれば、破壊力抜群のハネ満の手になります。
ですがこのサンショクはホンイツやチンイツとは複合しません。
萬子、筒子、索子の三色を使っているので当然ですね。
サンショクのようなシュンツの組み合わせにはいくつかローカル役があります。
鏡同和は2種類の牌で同じシュンツを2組作るものをいいます。
例えば、萬子で234、索子で234、萬子で678,索子で678というように揃える役ですね。
この役は三色でなく二色で作る役となります。
三色通貫は萬子で123、筒子で456、索子で789とイッツーの形を作るものをいいます。
これは三色イッツーとも呼ばれていて、形がキレイで覚えやすい役なのでジョンが気に入っている役のひとつです。
ここでは麻雀の役のサンショクについてまとめてみました。
<サンショクについて解説したこと>
・サンショクの意味
・サンショクの狙い目
・サンショクのコツ
・サンショクの複合役
・サンショクのローカル役
サンショクという役は高得点につなげやすい役のひとつで比較的作りやすいので、初心者におすすめの役です。