麻雀であがるためには、いい「待ち」を作ることが不可欠となります。
受けの広い待ちを作っていくと、イーシャンテンやテンパイまでにいくスピードがあがりやすいですし、無駄なツモの数も減らすことができますね。
ですから、手広い待ちを作る技術というのは、勝つ麻雀には必要な要素ということなんです。
そこでここでは、私のおすすめする三面張(サンメンチャン)について解説したいと思います。
こちらは動画解説となっています。
三面張というのは、わかりやすくいえば三面待ちということです。
麻雀の待ちはリャンメンとカンチャン、ペンチャン、シャンポンやタンキなどだけではないのです。
一般には良い待ちのひとつとされるのがリャンメン待ちですよね。
リャンメン待ちの場合は待ち牌が全部で最大8枚もあるので、ペンチャン待ちやタンキ待ちよりも待ちとして有利なんです。
ですがそのリャンメン待ちよりも多くの3つの牌で待つことができるのが、三面張といわれるものなのです。
麻雀ではいろんな待ち方がありますが、たくさんの牌であがれる形になっている待ちを、「多面張(タメンチャン)」といいます。
ですから三面張は多面張のひとつだということですね。
つまり多面張はたくさんの待ちがあるということですので、三面待ちのほかにも、四面待ちや五面待ちなどもあります。
私が好きな待ちというのが、
テンパイの例
この5つの牌というのは
そして
つまり
この待ちは
この場合は
さらに
また三面張という待ちは、シュンツだけで作るとは限りません。
例えば、
テンパイの例
これは
つまりこれは、
この形は、
これらの形の三面張もあがりやすい形といえます。
たくさんの待ちがあると、あがった形によって役がつくときとつかないときがあります。
他にも
これは
つまり
このようにあがり牌によってシュンツやコーツに変わるので、
このように、あがったときに応じて点数が変わりますから、点数の高目と安目の両方を考えておくことが必要ですね。
麻雀には三面張のほかにも、もっと多くの牌が待ちになっている形があります。
それらを多面張というのですが、牌の組み合わせによってたくさんの待ちを作り出すことができます。
私がよく作っていた多面張のひとつが、
テンパイの例
暗刻とシュンツを組み合わせているのですがこの待ちは、
そして
この多面張にも三面張があったのですね。
ですからこの待ちは
多面張は1種類の牌だけを集めるチンイツなどを作っているときにできることが多いです。
役満の九連宝燈(チューレンポートー)はなんと、9面待ちにすることができますからね。
ほかにも、最も多い待ちといえば、国士無双の13面待ちですね。
九連宝燈や国士無双の多面張を出すことはなかなか難しいことですが、チンイツでの多面張はたまにあることなので、注意して見ていきたいですね。
ここでは待ちのひとつである、三面張についてまとめてみました。
三面張は私の好きな待ちのひとつなので、これであがれたときは、かなりテンションが上がるんですよね。
麻雀では自分の好きな役とか待ちがあると思いますので、それを狙っていくのも楽しいのですよね。
麻雀には運の要素が多分にあるので、広い待ちでもなかなかあがれなかったり、逆にものすごく狭い待ちなのにすんなりあがれてしまうこともあります。
でもそれが麻雀の面白いところでもあるんですよね!