麻雀であがるためには、いい「待ち」を作ることが不可欠となります。
受けの広い待ちを作っていくと、イーシャンテンやテンパイまでにいくスピードがあがりやすいですし、無駄なツモの数も減らすことができますね。
ですから、手広い待ちを作る技術というのは、勝つ麻雀には必要な要素ということなんです。
そこでここでは、私のおすすめする三面張(サンメンチャン)について解説したいと思います。
こちらは動画解説となっています。
三面張は初心者のレベルアップに欠かせない知識!
三面張というのは、わかりやすくいえば三面待ちということです。
麻雀の待ちはリャンメンとカンチャン、ペンチャン、シャンポンやタンキなどだけではないのです。
一般には良い待ちのひとつとされるのがリャンメン待ちですよね。
リャンメン待ちの場合は待ち牌が全部で最大8枚もあるので、ペンチャン待ちやタンキ待ちよりも待ちとして有利なんです。
ですがそのリャンメン待ちよりも多くの3つの牌で待つことができるのが、三面張といわれるものなのです。
麻雀ではいろんな待ち方がありますが、たくさんの牌であがれる形になっている待ちを、「多面張(タメンチャン)」といいます。
ですから三面張は多面張のひとつだということですね。
つまり多面張はたくさんの待ちがあるということですので、三面待ちのほかにも、四面待ちや五面待ちなどもあります。
私のおすすめの三面張!あがりやすい形は?
私が好きな待ちというのが、という5つの牌で作る形です。
テンパイの例
この5つの牌というのはとに分けると、 待ちになっているのがわかりますよね。
そしてとに分けると、 待ちになっていることもわかると思います。
つまりという5つの牌というのは、 の三面張になっているのです。
この待ちはの5つの牌でもできます。
この場合は の三面張になっていますね。
さらにの5つの牌で作ると、 の三面張になっています。
やという5つの牌では三面張にならないのですが、上記のような5つの牌はとてもあがりやすいので、私は特に気に入っています。
また三面張という待ちは、シュンツだけで作るとは限りません。
例えば、という4つの牌を考えてみましょう。
テンパイの例
これはとに分けられるからのタンキ待ちだ、と思うかもしれませんが、それだけではありません。
はとに分けることができて、を雀頭にしては のリャンメン待ちになっています。
つまりこれは、 の三面張ということになるんですね。
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この形は、でもなどでもできて、やが含まれない形であったら三面張になります。
これらの形の三面張もあがりやすい形といえます。
三面張はあがり方によって役がつかない?
たくさんの待ちがあると、あがった形によって役がつくときとつかないときがあります。
のような三面張の場合は が当たり牌となるわけです。
とは中張牌(チュンチャンパイ)なのですがは中張牌ではないため、タンヤオを狙っていてもタンヤオの役は付かないことになります。
他にもの4つの牌の場合を考えてみましょう。
これはであがったときは、そのはタンキ待ちとなりはコーツとなりますが、とに分けたとすると、 待ちとなって、これはシュンツ扱いとなります。
つまりの場合は の三面張となるわけですね。
このようにあがり牌によってシュンツやコーツに変わるので、であがれば役満の「四暗刻(スーアンコー)」だったとか、であがればサンショクだったとか、待ちによって役が変わってくるわけですね。
このように、あがったときに応じて点数が変わりますから、点数の高目と安目の両方を考えておくことが必要ですね。
三面張は多面張の中で基本の形となっている!
麻雀には三面張のほかにも、もっと多くの牌が待ちになっている形があります。
それらを多面張というのですが、牌の組み合わせによってたくさんの待ちを作り出すことができます。
私がよく作っていた多面張のひとつが、という牌の組み合わせです。
テンパイの例
暗刻とシュンツを組み合わせているのですがこの待ちは、とにわけると、とのタンキ待ち(ノベタン)になっていますよね。
そしてとにわけると、 の三面張になっているのです。
この多面張にも三面張があったのですね。
ですからこの待ちは と の五面張になっていたのです。
多面張は1種類の牌だけを集めるチンイツなどを作っているときにできることが多いです。
役満の九連宝燈(チューレンポートー)はなんと、9面待ちにすることができますからね。
ほかにも、最も多い待ちといえば、国士無双の13面待ちですね。
九連宝燈や国士無双の多面張を出すことはなかなか難しいことですが、チンイツでの多面張はたまにあることなので、注意して見ていきたいですね。
まとめ
ここでは待ちのひとつである、三面張についてまとめてみました。
三面張は私の好きな待ちのひとつなので、これであがれたときは、かなりテンションが上がるんですよね。
麻雀では自分の好きな役とか待ちがあると思いますので、それを狙っていくのも楽しいのですよね。
麻雀には運の要素が多分にあるので、広い待ちでもなかなかあがれなかったり、逆にものすごく狭い待ちなのにすんなりあがれてしまうこともあります。
でもそれが麻雀の面白いところでもあるんですよね!