リャンペーコーとは?意味や狙い目、複合する役と注意点を解説!

 

麻雀の役にリャンペーコーという役があります。

 

麻雀の初心者の場合、よく使う役はタンヤオとかピンフ、サンショクなどが多く、このリャンペーコーという役は見たことがないという人も多いのではないかと思います。

 

また、知ってはいるけど実際にあがったことはないという人も多いのではないでしょうか。

 

あまり見ない役なのでローカル役なのかと思うかもしれませんが、リャンペーコーはどの麻雀解説本にも載っているれっきとした正式な役のひとつなんですね。

 

実際にジョンも20年以上麻雀をやっていますが、リャンペーコーについては数える程度しかあがっていません。

 

ある解説本によると、リャンペーコーは一部の役満よりもあがる確率が低い役だともいわれています。

 

そこでここでは、リャンペーコーについて、その意味や狙い目、また複合する役や注意点などを解説したいと思います。

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リャンペーコーの意味とは?

 

リャンペーコーは中国語で書くと、「二盃口」となります。

 

盃(さかずき)という漢字が使われている役なのですが、このリャンペーコーと似た役に、「一盃口」と書くイーペーコーという役があります。

 

またこのリャンペーコーですが、これはイーペーコーを2つ作った形になります。

 

イーペーコーは223344という2つのシュンツを作る役でしたが、リャンペーコーは223344に加えて、445566などのようなもうひとつのイーペーコーを作るものなんですね。

 

ですからリャンペーコーのあがりの形は、トイツを7組作るチートイツのような形になります。

 

そしてこのリャンペーコーの役はメンゼンのみの役で3翻となります。

 

ですがリャンペーコーは鳴くことはできないんですね。

 

メンゼンで3翻の役にはホンイツがありますね。

 

ホンイツは鳴いたら2翻の役となっていますが、リャンペーコーは鳴いたら0翻、つまりホンイツと違ってリャンペーコーは鳴いたら成立しない役だということに注意しましょう。

リャンペーコーの狙い目とは?

 

リャンペーコーは3翻の役ですが、同じ3翻のホンイツとは比べ物にならないぐらい作ることが難しい役です。

 

イーペーコーは1翻でリャンペーコーは3翻となりますが、これだけ作るのが難しい役なのにたった3翻にしかならないんですね。

 

またリャンペーコーはトイツばかりの形ですが、実際はシュンツが4つあるわけで、ピンフ系の役となるんですね。

 

なので配牌でトイツが多いときで、かつイーペーコー含みのシュンツが2組できそうなときはリャンペーコーを狙いに行くといいと思います。

 

またリャンペーコーを狙いに行くとシュンツを作ることになるので、必然的に一九字牌が不要になることが多くなります。

 

特にリャンペーコーに使える字牌というのは雀頭に使うものだけで、字牌をコーツとして持つことはできませんね。

リャンペーコーの複合役とは?

 

リャンペーコーと複合する役はたくさんあります。

 

まず挙げられるのが、ピンフとタンヤオです。

 

リャンペーコーの雀頭をヤクハイ以外にして待ちを両面待ちにすればピンフがつきますし、一九字牌を含まなければタンヤオになりますね。

 

またタンヤオとは反対に、一九字牌を使ったチャンタや純チャンをリャンペーコーと組み合わせることもできます。

 

123や789でリャンペーコーを作って、雀頭が字牌ならチャンタに、一九牌なら純チャンになるわけですね。

 

ほかにも高得点を狙えるリャンペーコーの複合役として、ホンイツやチンイツがあります。

 

シュンツをすべて同じ種類の牌で作って、雀頭が字牌ならホンイツに、雀頭も同じ種類の牌ならチンイツになるんですね。

 

ホンイツ・リャンペーコーならハネ満で子・12,000点、親18,000点になり、チンイツ・リャンペーコーなら倍満で子・16,000点、親24,000点の手になります。

チートイツは複合しない

リャンペーコーはチートイツの形になっていますが、リャンペーコーはチートイツと複合しないことになっています。

 

チートイツはあくまでトイツが7組の役なので、シュンツを使ったリャンペーコーとはまったく別の役となるわけですね。

 

また同様にイーペーコーもチートイツとは複合しません

 

イーペーコーもリャンペーコーも重なった牌はトイツと見なさず、シュンツとすることを覚えておきましょう。

 

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リャンペーコーの注意点とは?

 

リャンペーコーには待ちに関して注意点があります。

 

リャンペーコーを作るにはいろんな待ちがありますが、両面待ちの場合、リャンペーコーがつかないことがあります。

 

それは例えば334455、66778という牌を持っていた時、待ちは5-8の両面待ちになっていますよね。

 

このとき8が来れば、めでたくリャンペーコーの役が完成するのですが、5の方が来た場合、リャンペーコーにはなりません。

 

待ちの形が55677のようにカンチャン待ちの場合や、78899のようにペンチャン待ちの場合はリャンペーコーが確定するのですが、上記のように両面待ちの場合はリャンペーコーの役が確定しないので注意が必要です。

まとめ

 

ここでは麻雀の役のリャンペーコーについて解説しました。

 

<ここで解説したこと>

・リャンペーコーの意味

・リャンペーコーの狙い目

・リャンペーコーの複合役

・リャンペーコーの注意点

 

リャンペーコーはなかなか実戦で作るのが難しい役ですが、あがりの形がキレイなので一度は出してみたい役ですよね。

 

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