麻雀ではよく聞く言葉のひとつが、「リーチ」ではないでしょうか。
麻雀を知らない人でも、リーチという言葉は知っていますよね。
麻雀をやっているときは、リーチをかけてあがったときは、最高に気持ちが良いですよね。
一般にリーチをするときには場に1,000点棒をだして、「リーチ」と宣言するわけですが、よく考えてみると、これって得なんでしょうか。
ただリーチって言うだけで1,000点を払わなければならないんですよ。
なのでここでは、リーチとはする価値があるものなのか、しない方がいいのかを解説したいと思います。
これを読めば、リーチということがよくわかるようになると思います。
あなたの麻雀の力をレベルアップするためにも、この解説をぜひ参考にしてくださいね。
麻雀ではテンパイさえすればリーチができると思っていませんか?
実はテンパイしてもリーチができない場合が3つあるのです。
まず一つ目が、鳴いているときですね。
ポンやチーをしているときは、テンパイしてもリーチをかけることはできません。
ただ、カンについては、明カンの場合はリーチはできませんが、手の内の4枚でできる暗カンの場合はリーチをすることができます。
なのでカンの場合は、明カンの場合と暗カンの場合で違ってくるので注意しましょう。
そしてテンパイしてもリーチができない2つ目の場合が、点数が1000点以下しかない場合です。
リーチでは必ず1000点棒を場に出さなければなりません。
その1000点のリーチ棒を出すことができない場合は、テンパイしていてもリーチをかけることができないのです。
ただ、持ち点がちょうど1000点で、リーチをしたらちょうど0点になる場合もありますよね。
この場合は、そのリーチが認められる場合と認められない場合があり、ルールによって異なるので注意しましょう。
そしてテンパイしてもリーチができない3つ目の場合が、残りのツモ牌が3つ以下しかないときです。
つまり局の終盤で残りの牌が3つ以下になってしまったら、その局はもう誰もリーチをかけることができないわけですね。
これは私が麻雀のゲームをやっているときに、「テンパイしてるのに、どうしてリーチできないんだ?」って思う時があったんですね。
これは残りのツモ牌が3つ以下になっていたときだったんです。
実際にこれらのルールは紛らわしいので注意が必要ですね。
リーチをかけると、あとひとつであがれるのでテンションがあがりますよね。
ですが、あがり牌を見落とす場合があるので注意しましょう。
例えば、あなたがリーチして1-4萬待ちだった時に、相手が1萬を出したとします。
このときに、あなたがロンを見落としてしまうと、フリテンとなり以後は1萬でも4萬でもロンができなくなってしまいます。
初心者は、1萬を見落としても次の1萬でロンすればいいとか、4萬でロンすればいいと思っている場合があるのですが、どちらもできません。
相手が捨てた1萬を見逃した時点でフリテンとなり、1萬を含むすべての待ち牌でロンアガリができなくなってしまうのです。
ですからそうなったら、あなた自身のツモあがりしかできなくなるというわけですね。
ですからリーチ後のあがり牌の見落としには十分に気をつけてくださいね。
リーチのメリットの一つが、1巡であがったときにつく「一発」やあがった時に見られる「裏ドラ」があることですね。
一発は鳴きが入らないことが条件ですけど、リーチ一発ツモ裏ドラ3枚となれば破壊力抜群で気持ちいいですよね。
ですがリーチにはデメリットもあります。
それは、リーチをかけたらもう手は変えられないということですね。
リーチをかけた後に、「やっぱりこっちにするべきだった」と思っても後の祭りですね。
他にもデメリットとして、リーチ棒を払わなければならないことですね。
リーチ棒は1,000点ですからね。
リーチ棒はあがらないと取り戻せないので、意外とばかにならない出費なんですよね。
麻雀においてリーチというのは、自分がもう少しであがれる状態になっていることを他の3人に知らせることです。
そうなるとみんなロンされるのが嫌ですから、危険な牌は捨てなくなり、安全な牌や使われそうもない字牌しか切らなくなります。
特に上級者がそうです。
上級者は相手との点数を計算して、危ない勝負は絶対にしてきません。
また上級者は、テンパイしても闇雲にリーチをかけることはありません。
リーチをかけるとあがりにくくなることを知っているんですね。
ですから上級者はテンパイしても、相手との点差、相手が捨てそうな牌、あがり牌の残り数、残りのツモの回数、高い役への変化などを考慮するんですね。
ですから条件がそろわなければ、リーチはかけないのです。
なのでテンパイしたら即リーチ、というのはまだ初心者といえるのかもしれませんね。
ここでは、テンパイしてもリーチできない場合についてを解説しました。
リーチでは他にも気をつける点があることがわかったと思います。
リーチはあくまでも役のひとつとして、効果的に使っていきたいですよね!