麻雀の役の中で、平和(ピンフ)というものがあります。
ピンフは1翻役で、最もポピュラーな役のひとつといえると思います。
このピンフですが、字牌が使えるのか使えないのか、あやふやになっていませんか?
そこでここでは、ピンフの字牌についてまとめてみたいと思います。
こちらは約6分の解説動画となっています。↓↓↓
ピンフのあがり方をわかりやすく解説!
ピンフという役は麻雀の中で、もっともあがりやすい役のひとつです。
それは、作るメンツがすべてシュンツであるからで、シュンツはコーツよりも断然作りやすいといえます。
ピンフの作り方はというと、4つのメンツをすべて、123とか456などの連続した牌でできるシュンツで作ります。
ピンフの一例
456などのシュンツと666などのコーツのどちらが作りやすいかを見てみると、45と66の2牌で比べてみたとき、45のほうは36待ちで8枚、66のほうは6が2枚しかありません。
ですからシュンツの方が作りやすいのですね。
また、ピンフはあがりの待ちがリャンメンでなければならないという決まりがあります。
なので、カンチャン待ちとかペンチャン待ち、タンキ待ちなどはダメってことですね。
つまりピンフは必然的にいい待ちになっていて、とてもあがりやすい役であるということなんですね。
ペンチャン待ちなんかはなかなかツモれずに、流局ということが多々ありますよね。
ピンフに使える字牌と使えない字牌とは?
ピンフはシュンツで作るといいましたが、雀頭だけは2枚同じものを揃える必要がありますね。
その雀頭ですが、字牌は使えないと思っていませんか?
実は、ピンフの字牌は使えるものと使えないものがあるんですよ。
では何が使えるかというと、「オタ風」の牌が使えるんです。
オタ風って初めて聞きましたか?
オタ風というのは、場の風や自分の風でない風のことです。
ようするに、それを3枚集めてもヤクハイにならないものです。
ですから、白、發、中はすべてヤクハイですからダメで、風牌の中のヤクハイでない風のみが使えるということになります。
つまり東場で自分が南家だったら、あなたがピンフで使える字牌は、西と北だけってことです。
ですからピンフで使える字牌は、その場面によったり人によったりで変わってくるというわけですね。
南場だったら南は使えないわけですし、北家だったら北は使えないのですからね。
ですからピンフで字牌を使おうと思ったら、いまの場の風と自分の風を把握しておかないといけませんね。
もし雀頭にヤクハイを使ってしまってロンアガリしてしまうと、チョンボとなってしまいますよ。
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もしヤクハイが雀頭になっている時は、リーチをかけるかメンゼンのツモアガリを狙うか、または雀頭を組み直してピンフにするかなどで対応しましょう。
ピンフにはメリットがたくさんある!
まず一つ目が、最短であがりに向かえるという点です。
ピンフでいち早くあがりに向かうことで、相手があがることを阻止することができるんですね。
麻雀ではどんなに高い手を作っても、一番最初にあがれなければ意味がないわけです。
いくら役満をテンパイしても、あがらなければ点数にはならないわけなんですね。
ピンフの場合は、点数こそ低いものの最速であがれるので点数を取りやすいんですね。
麻雀では点数の積み重ねが勝ちにつながるので、早くあがれるというのは大事なことなんですね。
そして二つ目が、いろんな役と組み合わせることができる点です。
ピンフは1翻役ですが、リーチをかけたり一九字牌を使わずに作ったりして、役の翻の数を組み合わせていけるんですね。
よくいうメンタンピンというのは、リーチ、タンヤオ、ピンフのことですし、ピンフにはほかにもイーペーコーやツモなどの1翻の役を組み合わせることもできます。
ピンフはいい待ちなので、ツモの役はかなりつきやすいといえますね。
特に、2翻のサンショクや3翻のジュンチャンと組み合わせると、破壊力抜群のピンフになるんですね。
さらに三つ目が、たくさんの種類の牌を使っているので、ドラがつきやすいという点です。
ピンフはメンツをシュンツで揃えるため、たくさんの種類の牌を使うことになります。
たくさんの牌を使うということは、必然的にドラを使うことが多くなりますし、リーチをかけたときに裏ドラがのることが結構ありますね。
あがりやすい上にドラものりやすいという、初心者には本当においしい役なんですね。
ピンフにはどんなデメリットがあるのか?
ピンフにはデメリットもあります。
ピンフを狙って役作りをしていると、字牌をポンしてヤクハイであがるということができません。
ピンフの雀頭にはオタ風を使うので、それを鳴いたところで役はつきません。
ですから、そのオタ風をないてしまうと、あがれる役がかなり狭くなってしまって、あがるのが非常に困難になります。
ですから手の内に場風牌を残せばヤクハイに、オタ風を残せばピンフになりますので、この2つの両立はできないというわけですね。
またほかにもピンフの待ちは相手に読まれやすいというデメリットもあります。
ピンフはチートイツなどのタンキ待ちと違って常にリャンメン待ちとなるため、上級者はあなたの捨て牌から待ちを読んでしまい、なかなかロンさせてくれません。
ピンフはあがりやすい役といっても、上級者には通じないことがあるので注意しましょう。
まとめ
ここでは、ピンフの役のあがり方や作り方、また使える字牌についてやメリットデメリットなどをまとめてみました。
ピンフは麻雀の役の中でとても重要な役なので、使える字牌などは確実に理解しておきましょう。
ピンフはそれだけでは安い手ですが、組み合わせによっては驚くほど大きな手になることもありますよ!