麻雀では最後の局のことを「オーラス」といいます。
一般に半荘戦なら南4局、東風戦なら東4局がオーラスになりますよね。
どんなゲームでも、一番最後の場面が最も大事で最も盛り上がるところであることはいうまでもないことです。
こと麻雀にいたっては点数を競う競技ですから、一回でも多くあがることが大事ですよね。
麻雀ではあがらないと点数がもらえないわけですから、あがりの回数は多いに越したことはないといえます。
ですがオーラスでの場合は、あがり方によっては相手から文句を言われてしまうことがあります。
たしかに麻雀は4人で戦う競技ですから、自分以外の誰かにあがられたときは嘆いたり文句を言いたくなる気持ちはわかります。
ですが最終局であるオーラスに関しては、別の理由があります。
そこでここではオーラスであがるとなぜ文句を言われるのか、という理由についてを解説したいと思います。
こちらは約8分の解説動画となっています。↓↓↓
オーラスでどうして順位の変わらないあがりをしたのか。
オーラスのあがりに文句を言う人の8割は、これが理由です。
麻雀では1位から4位までありますが、誰もが当然上の順位を狙ってきます。
1位の人はそのまま1位で終わりたい。
2位の人は1位を取りたい。
3位の人は2位か1位を取りたい。
4位の人は大逆転を狙いたい。
つまりトップの人以外は、とにかく一つでも順位を上げたいと思っているわけです。
ですからオーラスのあがりに文句を言う人というのは、負けが確定してしまうあがりには納得がいかないわけですね。
また、麻雀の順位の結果には「ウマ」といって、特別に点が加えられます。
そのため順位が一つ違うだけでも、天と地ほどの違いがあるわけなんですね。
一般的なウマは、3位⇒2位に5,000点、4位⇒1位に10,000点を支払うことになります。
つまり順位が上がれば、より良い点数交換ができるわけです。
ですから、オーラスでの順位に何の変動もないあがりに文句を言いたくなる気持ちもわかります。
そもそも麻雀は点数勝負なわけですから、トップであろうとラスであろうとあがることが大事なんですね。
ですからたとえ4位のまま終わったとしても、オーラスにあがることで負けの失点を少しでも減らすことができるのです。
ですからオーラスにどんなあがりをしてもいいと私は考えます。
麻雀のルールにおいても、オーラスで順位が変わらないあがりはしてはいけないというものはありません。
たとえ順位が変わらないままでも、オーラスであがる価値は十分にあります。
ですからオーラスのあがりに文句を言うのは、ひがみや負け惜しみにすぎません。
なのでオーラスでは、どんなあがりであっても悪いあがりはないので心配しないでくださいね。
オーラスではどんなあがりをしてもいいといいましたが、できるなら順位が上がるあがりをしたいですよね。
そこでオーラスでの理想的なあがりはどんなものかを考えてみます。
特に大事になってくるのが、何位を目指すのかということです。
そして、それには具体的に何点が必要なのか。
それを明確にしておく必要があります。
もうすでにオーラスまできているので、時間に余裕はありません。
1局しか残っていない状況で、何点のあがりをすればいいのかを考えるわけですね。
ですから、場合によってはロンをせずにツモあがりを狙っていかなければいけない場面があったり、場にリーチ棒が出ることで狙いを変えることがあるかもしれません。
なのでその場の状況に応じたあがりが必要になるわけですね。
オーラスで注意することは3つあります。
オーラスでは基本的にどんなあがりも起こりえます。
相手はあなたの考え以上に安い手を狙っているときもあります。
そんなのあがっても順位は変わらないだろうと思うかもしれませんが、それでもあがる人はいるということを理解しましょう。
オーラスではあなたが親ならば連荘ができますが、子ならば1回のあがりしか許されません。
なので、親ならオーラスといえど安いあがりを狙うことができますが、子の場合はそうはいきません。
ですから、自分の立場を考えて打たなければいけないわけですね。
オーラスでは始める前にしっかりと点数を把握しておく必要があります。
自分は何点であと何点必要なのか、また自分は何点リードしているのかなど、相手との点差をよく確認することが大事なんですね。
点数を確認することで、無駄に高い点数を狙いにいくことがなくなるので効率よくあがることができるようになっていきます。
ここでは、オーラスであがったときに文句を言われる理由やオーラスでの理想的なあがりについてを解説しました。
<オーラスでのあがり>
・順位の変わらないあがり
・オーラスではどんなあがりでもいい
・オーラスでの理想的なあがりとは
・オーラスで注意すべきこと
オーラスは最後の戦いなので、しっかりと勝ちにつなげられるような打ち方をしたいですね。