麻雀で最後の一局になると、誰でも力が入りますよね。
それが、もしあがればトップになる場面だったらなおさらのことです。
ですが最後にあがりを奪われてしまい、勝ち切ることができなかったという経験の方が多いのかもしれませんね。
麻雀の初心者と上級者の違いというのは、最後に勝ち切ることができるかどうかというのが、一つのポイントだと思います。
初心者は「勝てたらいいな、あがれたらいいな」と思うのに対し、上級者は「トップまであと〇点」「ツモなら〇点、出あがりなら〇点で逆転」など、最後に勝ち切るための計算をしています。
では初心者の場合はどんな戦い方をすれば、最後に勝ち切ることができるのでしょうか。
ここでは特に麻雀の最終局であるオーラスでの戦い方について解説したいと思います。
こちらは約6分の解説動画となっています。↓↓↓
オーラスが始まる前に各人の持ち点を確認するのが通例となっていますが、これをおろそかにするようだと、いつまでたっても初心者から抜け出すことができません。
麻雀でトップを取るためには、今の自分の順位と、トップとの点数差を知っておく必要があるんですね。
麻雀の上級者が強いのは、この点数状況が頭に入っているからなんです。
この点数状況がわかっていれば、必要最小限の点数がわかるので、無駄に高い役を狙う必要がなくなります。
麻雀では点数の高い役ほど役作りが難しいので、どの役を狙いにいくかということはとても大事なことなんですね。
特にオーラスではもう後がないため、誰からどれだけの点数を取ればいいのかということが、勝敗に直結してくるのです。
また、いまあなたが勝っている状況なら、高い役だけでなく、あがることすら必要ないこともあります。
さらに、あなたが大きく勝っている状況なら、何点までの振り込みならOKかという計算もできるんですね。
ですからオーラスが始まる前の点数のチェックに気をつけるようにしましょう。
オーラスでは、あなたが親か子かで狙いや戦術が大きく変わっていきます。
親でも子でも同じ打ち方をしていては、勝てる勝負も勝てなくなります。
なので、親と子の性質をよく理解して、戦術を使い分けるようにしましょう。
もし親なら、連荘を狙うことが基本的な戦術の一つになります。
親であれば、仮に点数の低いあがりだとしても、次の局につなげることができます。
ですから、無理に高い手役を狙いに行かなくても連荘を重ねることができれば、徐々に点差を詰めていくことができるんですね。
特に親の場合は、狙いにいく役が豊富にあります。
なので相手は親の手を読みにくく、振り込みたくないというプレッシャーをつねに感じることになります。
そして次に、オーラスで子の場合を考えてみます。
子の場合は親の場合と違って、あがるチャンスは1回しかありません。
子はあがれば、対局は終了してしまうんですね。
ですから親のように安い手をあがって連荘を狙う、という戦術はできません。
なので子のときは、親のときよりも必然的に大きな役を狙うことが多くなります。
またオーラスで連荘ができるのは親しかいないため、もし子のあなたが別の子に振り込むと、それであなたはトップになれないまま対局は終わってしまいます。
まだ親に振り込む分にはいいんです。
その時点で親がまだトップでなければ連荘が続きますからね。
点数の放出は痛いですが、負けが決まるわけではありません。
ですが子に振り込むと、負けが確定してしまうんですね。
点数の大きさに関わらず、どんな安い手でも子に振り込むと、あなたの負けが決まってしまうのです。
ですから、オーラスであなたが子の場合は、ほかの子2人には絶対に振り込んではいけません。
このようにオーラスでは親と子で狙いや戦術を変えていく必要があるんですね。
オーラスで点数を確認すると、トップになるためには、案外役満までの点数は必要ないことが多いです。
最後で逆転しようとすると高い役を狙いがちなのですが、実際には満貫やハネ満のあがりで十分な場合が多いんですね。
特に直撃のあがりの場合は、点差が一気に縮むことになります。
例えば、あなたの点数が1,000点で、あいてが16,000点だとします。
このように15,000点差のある相手を考えます。
このとき、あなたが8,000点の直撃のあがりをすると、あなたが+8000点で、相手が-8000になります。
つまりあなたが9,000点、相手が8,000点となり、逆転できますね。
ですから直撃のあがりならば、あがり点の倍の点差が縮むことになるんですね。
役作りでは点数の大きな役よりも小さな役の方が作りやすいです。
なので、いつでも役満を狙うのではなく、逆転に必要な点数の役を作るようにしましょう。
ここではオーラスで最後に勝ち切ることができる戦い方を解説しました。
<オーラスで勝ち切る戦い方>
・オーラスが始まる前に点数をチェック
・親なら連荘、子なら大物手を狙う
・必ずしも役満が必要とは限らない
オーラスは最後の局なので、トップとの点差を考えて後悔のないあがりをしたいですね。