テンパイしてるのになかなかあがれない・・・という経験はありませんか?
麻雀では役を作るのは自分だけではありません。
もちろん他の3人も同時に役作りを進めていきますから、4人があがりに向かうわけです。
ですから多くの場合、だいたい4回に1回くらいしかあがれないものなんです。
なので2、3回勝てなかったくらいで嘆いていてはいけません。
初心者は特に負けて当たり前ですからね。
初心者はまだ未熟な部分もあるかもしれませんが、その大胆さやひたむきさというのは大きな武器となります。
ですからあがれるチャンスが来た時は確実にモノにするようにしましょう。
特に初心者が麻雀を打っていてあがるチャンスはそうそう来ません。
よほど配牌が良かったかツモが良かった場合にそのようなチャンスが来ますよね。
なのでここでは、あがりのチャンスを見逃さない方法について解説したいと思います。
こちらは約9分の解説動画となっています。↓↓↓
あがりを見逃すことの多くの場合というのは多面張(タメンチャン)のときです。
タメンチャンというのは、待ちが3種類以上ある待ち方のことで、あがり牌の枚数が増えるにつれ待つ形が複雑になって、待ち牌を瞬時に把握することが難しくなります。
ですから「まさかこの牌もあがり牌?」と思ってしまうわけですね。
特にチンイツを狙うときは牌が一種類しかないため待ちが複雑化しやすく、1シャンテンあたりからもう待ち受けの形がわかりづらくなります。
ですから初心者の中には3枚ずつ牌を区切って理牌(リーパイ)する方もいますよね。
この他にも、手の内に暗刻(アンコー)があるときもあがり牌を見逃がしやすいです。
アンコーというのは同じ牌を3枚持つことですが、このアンコーともう一つの牌と組み合わせたときに待ちが広くなりやすいです。
この例として、1萬を3枚持っているときを考えます。
このときに2萬をツモったとします。
すると、1112となりますよね。
この場合、2萬のタンキ待ちだけしか頭に入っていないとあがり牌の見逃しになります。
これは2萬のタンキ待ち以外にも、1萬を雀頭とした3萬のペンチャン待ちというのもありますね。
ほかにも2224という牌の場合は、4のタンキ待ちだけではありません。
この場合は2を雀頭として、3のカンチャン待ちも存在しますね。
このように数牌のアンコーのそばの牌が来たら、待ちには注意する必要があります。
でも今は便利な世の中になりました。
ほとんどの麻雀ゲームでは、ゲーム中にあがり牌が出たときに「ロン」や「ツモ」の表示が自動的に出てきます。
なので「この待ちは何なんだ?」って思うときでも、あがりの表示が出てきた時にボタンを押すだけでいいのですからね。
ですから意図的にあがりを見逃す場合を除いて、麻雀ゲーム内であがりを逃すことはありませんね。
そして気になるのが、あがり牌を見逃がしたときどうなるのか、罰則はあるのかということですよね。
一般にあがり牌を見逃がした場合、点数の支払いなどの罰則はありません。
ただし、同じ牌でロンあがりはできなくなります。
いわゆるフリテンですね。
それでも自分のツモであがることはできますので、見逃した後でも勝負を続けることができます。
しかしながらあがり牌を見逃がしたことは、あなたがわかっているだけで他の3人にはわからないことです。
そしてフリテンの状態というのは、傍から見るかぎりでは普通のテンパイと変わりはありません。
なので不注意ながらフリテンになってしまったときでも、ポーカーフェイスでその局面を乗り切り、相手にプレッシャーを与え続けるようにしましょう。
故意にロンの牌を見逃がすときというのは次のような場合があります。
トップと点差が大きく開いている時というのは、ロンあがりでは点数が届かないことがあります。
そんなときはロンあがりよりも点数の高いツモあがりにかけるということですね。
特に対局が終盤になるとあがれる回数も限られてくるので、小さいあがりだけではどうしても点差が縮まらないことがありますから、たとえフリテンになったとしても逆転できる道を選ぶことが大事ですね。
一般に麻雀では、誰か一人でも持ち点が0点以下になると、トビといって試合終了になります。
点差を考えたときにそのロンでトップになれればいいのですが、トップに届かないときのロンあがりは、トップの人を逃がしてしまうことになります。
ですから点数の低い人からのロンあがりというのは注意が必要で、あがりで負けが確定してしまう場合には、あがるよりその局は流局にして次局に期待することが大事です。
ここではあがり牌の見逃しについてを解説しました。
<あがり牌の見逃しについて>
・あがりを見逃すのはどんなときか
・あがり牌を見逃がすとどうなる?
・故意にロンの牌を見逃がす時とは
あがり牌を見逃がすと点数ゲットの大きなチャンスを失うことになりますので、手牌の変化に注意するようにしましょう。