麻雀をやっていて、あがった人が「メンタンピンドラドラ・・・」などと言っていたのを聞いたことはありませんか。
この言葉を知らないと、それがあたかも呪文を唱えているかのようで気持ち悪いんですよね。
そこでここでは、まだ麻雀を始めたばかりでメンタンピンのことがわからないあなたに、簡単にわかりやすく説明したいと思います。
この言葉を知っておくことで、麻雀の攻めの基本である役の組み合わせもわかるようになると思いますよ!
メンタンピンの「メン」の意味とは?
メンタンピンは正しくは、「メン」「タン」「ピン」と3つに分かれます。
そしてまずメンタンピンの「メン」ですが、これはリーチのことを指しています。
メンはメンゼンという意味で、リーチはメンゼン(鳴かない)で行うことからリーチを「メン」で表しているのですね。
なのでメンタンピンのことを、リータンピンといったりもするんですね。
メンというとメンゼンツモと間違いやすいのですが、ツモの場合は、「メンタンピンツモ」といいますね。
メンタンピンの「タン」の意味とは?
またメンタンピンの「タン」とはタンヤオのことですね。
タンヤオは2~8の牌であがりの形を作る役ですが、このタンヤオは1翻ですが鳴くことができるため、使い勝手のいい役なんですよね。
実践の麻雀では、一九字牌から捨てていって、タンヤオを狙うことが一般的ですので、タンヤオはかなりポピュラーな役だといえます。
タンヤオを狙う時は一九字牌が不要になるので、捨て牌には一九字牌が並ぶことになります。
ですから相手がタンヤオを狙っているとわかった時は、一九字牌を捨てていけばタンヤオでロンされることはありません。
このタンヤオは作るのが最も簡単な役のひとつなので、使いこなせるようになりたいですね。
メンタンピンの「ピン」の意味とは?
そしてメンタンピンの「ピン」というのは、ピンフという意味です。
ピンフはメンゼンでメンツをすべてシュンツで作る役ですが、ピンフはタンヤオと同様に、簡単に作りやすい役なので、常に狙っていきたい役のひとつですね。
ですからメンタンピンというと、リーチ、タンヤオ、ピンフの略のことで、それぞれ1翻なので、合計3翻ということになります。
またタンヤオが付かないときは、メンピンといったり、リーチしないときはタンピンといったりもします。
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メンタンピンの実戦での使い方とは?
麻雀では、配牌が極端に一九字牌に偏っていなければ、鳴かないでタンヤオピンフを狙っていくのが定石です。
なのでなるべくリャンメン待ちの牌を残すようにして、ペンチャン待ちを変えていくと必然的に一九牌を無くしていくので、タンヤオピンフの形になっていきます。
ペンチャン待ちの牌があるとタンヤオにもピンフにもなりにくいので、機を見て落としていったり、待ちを変えていく技術が必要です。
麻雀ではいかに速く役を作ることができるかという勝負なので、悪い待ちは捨てて、いい待ちを残していくことであがりやすくなるんですね。
メンタンピンの良い点は役作りの速さだけでなく、タンヤオを狙っているので、いざというときに鳴くことができるという点があります。
メンタンピンから、リーチをなくしたタンピンへと変化ができるということですね。
鳴いたとしても喰いタンで相手からロンできるメリットは大きいといえます。
もちろん喰いタンありのルール(ありありのルール)でないといけないのですが、喰いタンがOKならば、必ず頭に入れておきたい戦術のひとつだと思います。
メンタンピンは役を組み合わせて攻撃力を倍増させる!
このメンタンピンのリーチ、タンヤオ、ピンフという3つの役は他の役とも相性がいいので、それらと組み合わせることで力を発揮します。
メンタンピンを組み合わせる役としては、サンショクやイーペーコーなどがあります。
サンショクはマンズ、ピンズ、ソーズで同じシュンツを作る役で、イーペーコーは同じ牌の中で345、345と同じシュンツを作るものですね。
サンショクやイーペーコーは123や789といったシュンツでも作ることができるのですが、2~8の牌でつくることで、タンヤオの役と絡めることができるんですね。
うまくすれば、サンショクとイーペーコーの両方をメンタンピンに組み合わせることができて、攻撃力が倍増した強力な役を作ることができます。
またメンタンピンはたくさんの牌を使うので、ドラを使いやすかったり、裏ドラが乗りやすいといったメリットもあります。
ですからメンタンピンはドラと組み合わせれば破壊力抜群の役になるということですね。
まとめ
ここでは麻雀でよく使われる「メンタンピン」という言葉について解説しました。
麻雀ではメンタンピンは基本的な戦術のひとつですので、できそうならどんどん使っていきたい役ですね。
リーチもタンヤオもピンフも1翻の小さな役ですが、組み合わせによって大きな役に変えることができるということを知っておきましょう。