麻雀で開いた点差を逆転したいときには、高い手を作る必要があります。
高い手というと、チンイツとか役満の役が考えられますよね。
でも実際には、翻の高い役を狙おうと思ってもそのような役は限られています。
なのですがたとえ1翻の役であっても、組み合わせることで高い手にすることができますよね。
「メンタンピン」などがいい例ですね。
そこでここでは、そのような役の組み合わせについてまとめてみたいと思います。
1翻役は組み合わせる!「メンタンピン」とは?
役の中で1翻しかない役はたくさんありますけど、それらは組み合わせることで力を発揮します。
例えば「メンタンピン」ですが、これは「メン」がリーチ、「タン」がタンヤオ、「ピン」がピンフという意味で、つまりリーチタンヤオピンフで3翻の役という意味ですね。
タンヤオというのは2~8までの牌であがりの形を作ることで、ピンフはメンツをすべてシュンツにすることです。
ですからメンタンピンは、2~8までの牌で4つのメンツをシュンツで作って、リーチをかければいいというわけですね。
難しく見えますけど、案外簡単で手広く役を作っていけばできることが多いです。
このような組み合わせは他にもあって、「メンピンドラドラ」の4翻とか「メンタンピン一発ツモイーペーコードラドラ」の8翻などもあります。
1翻役も組み合わせ次第で、かなり大きな役を作ることができるのですね。
麻雀牌の中で、メンタンピンを作るための中張牌(2~8までの牌)はたくさんあるので、自然に打っていれば、メンタンピンは比較的作りやすい役だといえます。
高い役となると、翻の大きな役を狙いがちなのですが、このように安い手を組み合わせることでも大きな役になるのですね。
老頭牌が綺麗!「ジュンチャンサンショク」とは?
手の中に老頭牌(一九牌)が多いと、作ることができる役が絞られてしまいますが、芸術的な役があるのでご紹介しますね。
それが「ジュンチャンサンショク」です。
ジュンチャンというのは一九牌のみを使ってメンツを作ることですね。
ジュンチャンだけでもレベルの高い役です。
そしてサンショクというのは、マンズ、ピンズ、ソーズで同じシュンツを作ることです。
ですからジュンチャンサンショクは一九牌を使ってマンズ、ピンズ、ソーズの3種類の牌を123や789で揃える役となります。
ジュンチャンの役というは、待ちがカンチャンやペンチャンになりやすいので、なかなかできにくい役なんですね。
またジュンチャンの役にはしばしば高目と安目があります。
つまり最後のあがる牌によって、高い役になったり安い役になったりするんですね。
例えばマンズ123、ピンズ123、ソーズ23となっていたとすると、ソーズは1でも4でもあがれるリャンメン待ちになってるわけですね。
この場合ソーズは1であがらないとジュンチャンサンショクにはならず、4であがるとピンフくらいしかつきません。
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ジュンチャンサンショクは、ジュンチャン3翻、サンショク2翻の5翻の役ですから、高目と安目では大きな差ができてしまうのですね。
鳴いても作れる「ホンイツトイトイ」で大逆転?
牌の種類が1種類にかたよっていると、ホンイツなどを狙うことがあると思います。
ホンイツは鳴いても2翻なので積極的に狙っていきたい役ですね。
特に手の内にトイツやアンコーがあると、トイトイを複合してさらに役を高くすることができます。
ホンイツ+トイトイですね。
トイトイの方も鳴いて2翻あるのでホンイツトイトイは合わせて4翻の役になります。
ホンイツトイトイはメンゼンで仕上げるのは難しいので、鳴いて作るようにするといいと思います。
ホンイツは字牌も使うので、うまくすれば、字牌のヤクハイの役も付けることもできます。
奇跡の配牌!「チンイツ」が12翻の役になった!
麻雀の動画の中では、珍しい役や普段ありえないようなすごい役を見ることができます。
その中でも私が一番驚いたのが、配牌でチンイツがほぼ出来上がっているという動画です。
それは女子プロの対局だったのですが、配牌13牌のうち、ソーズがなんと12牌もありましたからね。
しかもバラバラではなくて、シュンツがキレイにできている状態だったんですね。
それで第一ツモもソーズで、147の三面待ちのテンパイになって、ダブルリーチになったんです。
この配牌を見て解説者も「何これ?こんな配牌ある?」って言っていました。
そしてなんと一発でツモってしまいました。
それでついた役が、ダブルリーチ、一発、ツモ、ピンフ、イーペーコー、チンイツとなって12翻の3倍満になりました。
チンイツでダブルリーチってすごいですよね。しかも一発ツモですからね。
解説者も「こんなダブルリーチは見たことがない」といっていましたけど、まさに奇跡の配牌といえるのではないでしょうか。
この動画は「配牌 チンイツ 高橋」で検索すると見ることができますので、ぜひ一度あなたにも見てほしいと思います。
でもこのチンイツを見て瞬時に147の三面待ちとわかったプロの方々は、やはりさすがだなって思いました。
あなたもどんな待ちになっているか確認してみてくださいね!
まとめ
ここでは高い手の作り方や、役の組み合わせ方についてまとめてみました。
麻雀の役はいろいろと役を組み合わせることができて楽しいですよね。
最初のうちは1つか2つしか組み合わせられないかもしれませんが、経験を積むうちにたくさんの役を組み合わせることができるようになってくると思います。
高い役ができると、より一層麻雀が楽しくなりますからね!