麻雀には攻撃の一つの方法に、「リーチ」があります。
リーチをこちらから仕掛けるのは楽しいことですが、相手にリーチされると嫌ですよね。
相手がリーチをしてきたら、ツモの順番が回ってくる度に捨て牌に気をつけなければいけません。
リーチなどの役というのは、あがってみないと点数が大きいのか小さいのかわからないところが不気味なんですよね。
しかもリーチは、あがったときに「裏ドラ」が見られるルールとなっていますから、たとえ安い手であっても点数が一気に跳ね上がることも有り得るわけです。
リーチのみだった手が裏ドラが3枚乗って満貫になったなんて、よくある話ですよね。
ですから、リーチにはできるかぎり注意しなければいけません。
では、誰のどんなリーチに注意すればいいのでしょうか。
そこでここでは、注意すべきリーチについて解説したいと思います。
こちらは約8分の解説動画となっています。↓↓↓
麻雀ではどんな局でも必ずドラが存在します。
1局につき最低1種類のドラがあるので、最低4枚はあることになります。
さらに赤ドラなどを採用している場合はドラはもっと増えることになります。
ドラというのは点数を飛躍的にアップできる牌なので、誰しも手牌の中で使いたいと思う牌なわけですよね。
そのドラが、あなたの手の中に1枚もなくて場にも1枚も出ていない場合は注意が必要です。
ドラが全然見えないということは、もちろんすべてまだ山に残っていることも考えられますが、相手の手の中に入っていることを想定しなければなりません。
ドラという牌は確かに点数を大きく上げることができますが、字牌や端牌がドラの場合は使いづらいことが多いので、孤立牌になりやすく早々に切られることがよくあるんですね。
にもかかわらずドラが1枚も見えていない状況というのは、相手の手牌の中に使われている可能性が高いということです。
場合によっては2枚、あるいは3枚のドラを持っている可能性もあるわけです。
ですから、そのような相手がリーチしてきた場合はかなり危険なわけですね。
もしドラが2枚あってリーチしてきた場合は、他になにか役を作っていたら、リーチ、役、ドラドラで、すぐ満貫の手になってしまいます。
なので、ドラが見えない状況でのリーチは点数が高くなりやすいということですね。
では逆に、ドラを捨ててリーチを仕掛けてくる相手はどうでしょうか。
この場合もかなり危険です。
リーチの後にドラを切っている場合はあがり牌ではなかったので捨てているわけですが、リーチをかける前にドラを捨てている場合は状況が違ってきます。
リーチをかける前ならそのドラを使うこともできたはずですよね。
なのにドラを使わなかったということは、手牌にはドラ1以上の魅力があるということです。
ドラをたくさん持っているのか、高い役ができているのかはわかりませんが、その手牌はドラ1以上の価値があるということなんですね。
もちろん、手牌に必要でなかったからドラを捨てたとも考えられます。
また、リーチ後に次々と他家からドラが捨てられることもあります。
そうなればドラによる危険度は下がりますが、ドラを捨ててでもあがりたい役があるとも考えられるわけです。
相手はリーチをかけているわけですから、勝負しにきていることは確かなことですからね。
また誰かがカンをした局面も注意が必要です。
カンをすると新しく「カンドラ」が発生しますよね。
ドラの種類が1つ増えるわけです。
そしてその局面でリーチをすると、「カン裏」を見ることができるようになります。
リーチであがれば通常の裏ドラに加えて、もう一つの裏ドラのカン裏を見ることができるわけです。
ですからリーチのみの手であっても、裏が2枚、3枚と乗ることも十分に有り得ることなんですね。
リーチの裏ドラに期待することは運任せの要素が強いですが、裏ドラとカン裏の2枚が見られるとすれば、運任せといっても、勝算のある戦術の一つとみることができます。
結果的にドラが乗らないことも多いと思いますが、運良くドラが乗れば一気に逆転することも可能になるわけですね。
ですから、カンがおこなわれた局面でのリーチには気をつけなければなりません。
相手にリーチをされるとドキっとしますよね。
でもそのリーチよりも怖いものがあるんです。
それが、追っかけリーチです。
先制リーチに対して、後から追いかけるリーチのことですね。
先制リーチとは1人目のリーチのことですから、のびのびと仕掛けることができますよね。
ですが追っかけリーチの場合は先にリーチをしている人がいるわけですから、そうのびのびと打つことはできませんよね。
先制リーチに振り込んでしまう危険があるわけですからね。
ですがそれでも追っかけリーチをしてきたというのであれば、それはどうしてもその手をあがりたいということです。
先制リーチに振り込んでしまう危険はあるけれど、あがることができれば大きな点数を得られる、となれば、危険を冒してでもリーチをかけたくなりますよね。
もし安い役や待ちが悪い役だったら、先制リーチだったらするかもしれませんが、わざわざ危険な追っかけリーチをするでしょうか。
追っかけリーチとはリスクの高い仕掛けですから、もし仕掛けるのであれば高いリターンが見込めるものでないと釣り合わないわけですね。
ハイリスクならばハイリターンでなければ割に合わないのです。
ですから追っかけリーチはハイリターンが見込めるような高い役であることが多いんです。
なので先制リーチよりも追っかけリーチの方が危険度は高いわけですね。
ここでは怖いリーチについて解説しました。
<怖いリーチとは>
・ドラが全く見えない時のリーチに要注意
・ドラを切ってのリーチは高い役を狙ってる?
・カンをした後でのリーチは勝算がある
・先制リーチより追っかけリーチの注意
怖いリーチについて紹介しましたが、これは相手からしても同じことです。
つまりあなたがこれらのようなリーチをおこなえば、相手は怖いと思うわけです。
なので効果的にリーチを活用していきたいですね。