数え役満とは?意味や狙い方、出やすい役や場面を解説!

 

麻雀で役満というと、国士無双(こくしむそう)や四暗刻(スーアンコー)、大三元(ダイサンゲン)などを思い浮かべます。

 

このように、ある特定の形を作ったときに役満の役が完成します。

 

ところが、役満は役満でも特定の形を持たず、翻数を重ねることでできる役満もあります。

 

それが「数え役満」です。

 

麻雀では翻の数によって点数が決められているわけですが、この翻数が上限いっぱいになったときのことを「数え役満」というんですね。

 

翻の数をどれだけ重ねても、数え役満の点数以上になることはありません。

 

そこでここでは、数え役満の意味や狙い方、出やすい役や場面などを解説したいと思います。

 

こちらは約11分の解説動画となっています。↓↓↓

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数え役満は13翻以上になった時に成立する

 

麻雀では翻の数によって点数が決まっています。

 

~5翻までを満貫(マンガン)、6~7翻をハネ満、8~10翻を倍満、11~12翻を3倍満、そして13翻以上の役を数え役満といいます。

 

そしてそれぞれの点数は、親の場合は満貫で12,000点、ハネ満で18,000点、倍満で24,000点、3倍満で36,000点、そして数え役満で48,000点となります。

 

またそれぞれの点数で、子の場合は満貫で8,000点、ハネ満で12,000点、倍満で16,000点、3倍満で24,000点、そして数え役満で32,000点となります。

 

そして数え役満の実際の形はどんなものなのかを例に出したいと思います。

数え役満の例

上の牌姿では、リーチ、一発、ツモ、タンヤオ、ピンフ、サンショク、イーペーコー、ドラドラ、赤ドラ3で13翻の数え役満になります。

 

役の翻の数を足し合わせる際にはドラを含めて数えることができますから、この翻数はちょうど13翻になっているので数え役満が成立しますね。

 

上の牌姿ではドラが5つも乗った場合を考えていますが、もしこれが一発でなかったりツモでなくロンあがりだった場合は、数え役満にはならなかったことになるんですね。

 

またこの数え役満ですが、通常の役満との複合ができる場合とできない場合があります。

 

通常の役満と複合すればダブル役満になりますし、認められなければ普通の役満になりますね。

 

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数え役満の狙い目はチンイツやリーチ一発ツモ

 

チンイツはメンゼンで6翻もある役なので、数え役満にはまさにうってつけの役といえます。

 

チンイツに複合しやすい役というと、イッツーやトイトイやチートイツ、それにタンヤオやピンフなどが挙げられます。

 

また数え役満を出すのに有効なのが、「リーチ一発ツモ」です。

 

リーチ一発ツモは偶然によるところが大きい役ですが、これだけで3翻の役になります。

 

そしていろんな役と複合することができます。

 

さらにリーチであがっているため、裏ドラの期待もできます。

 

ですからたとえリーチのみの手であっても、裏ドラが3枚乗れば、リーチ一発ツモ裏ドラ3で6翻のハネ満にすることができます。

 

このように数え役満ではドラの存在が大きいといえます。

 

数え役満では役だけで13翻を作るのは難しく、いかにしてドラを使って翻数を稼げるかがポイントになるんですね。

 

ですから、赤ドラを使った麻雀の方が数え役満が出やすくなります。

 

赤ドラが入れば、通常のドラ4枚に加えて、赤ドラ4枚か加わるわけですから、数え役満を狙うものにとっては心強いですよね。

 

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数え役満の9割はメンゼンから生まれる

 

また数え役満を出すには、メンゼンで役作りを進めないと狙うのが難しいといえます。

 

もちろん鳴いた方があがりには近くなるかもしれませんが、数え役満からは遠ざかることが多いです。

 

というのは、メンゼンだとたくさんの役が複合しやすいからです。

 

メンゼンでないと、リーチがかけられない、一発もツモもない、イーペーコーもつかないなど、複合役で翻数を稼ぐことができないんですね。

 

ほかにも、リーチをかけられないため、裏ドラを見ることもできません。

 

また鳴くことによって、役は食い下がるため、全体的な翻数も伸びないんですね。

 

ですから、数え役満を狙うのであればメンゼンで役を作っていくことが、一つの大事な条件だといえます。

 

もし鳴いて数え役満を狙うのであれば、カンをおこなってカンドラを増やすなとの方法で翻数を稼ぐ必要があります。

 

もしドラ4枚をカンして、カンドラを乗せることができれば、一気にドラ8となって、数え役満も十分狙えるようになります。

 

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数え役満は認められないことがある

 

これまで13翻以上で数え役満になるといいましたが、ルールによっては数え役満を採用していないこともあります。

 

例えば、日本プロ麻雀連盟ではこの数え役満を採用していません。

 

ここでは、数え役満は3倍満とされてしまうんですね。

 

また、日本プロ麻雀連盟のルールではリーチの一発も裏ドラもありません。

 

このように、偶然性の高い役は採用していないんですね。

 

ですからこのように、ルールによってどう頑張っても数え役満を出すことができないことがあるので注意しましょう。

 

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まとめ

 

ここでは数え役満について解説しました。

 

<数え役満について>

・数え役満は13翻以上で成立

・数え役満の狙い目はチンイツやリーチ一発ツモ

・数え役満はメンゼンでないと出にくい

・数え役満が認められない場合がある

 

数え役満は役の複合とドラを乗せることの両方が必要なのでとても難しいですが、運が良ければいつかは出せる役だと思います。

 

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