麻雀の役やルールを覚えて、麻雀のやり方も一通りできるようになってくると、「いつまでも麻雀初心者ではいられない」とか「早く上級者になりたい」と思うことがあるかもしれません。
ですが麻雀はとても奥が深いゲームなので、学ぶべきことはたくさんあります。
そこでここでは、麻雀における「待ち」についてを、初心者から中級者を目指すあなたにわかりやすく解説したいと思います。
ここで待ちに対する知識を理解すれば、あなたの麻雀の力もレベルアップするはずですよ。
ではここで、リャンカンについて、説明したいと思います。
麻雀の待ちの中のひとつに「リャンカン」というものがあります。
リャンカンとはカンチャンが2つあることなんですけど、3つの牌を使って2つのカンチャン待ちを作ることをいいます。
例えば、246の3牌を持っていたとすると、2と4で1つのカンチャン待ち、そして4と6でもう一つのカンチャン待ちとなっているんですね。
ほかにも、135の3牌でも同じように、1と3で1つのカンチャン待ち、そして3と5でもう一つのカンチャン待ちになっているわけですね。
このように3つの牌で2つのカンチャンを作ることを、リャンカンというのです。
また、リャンメン待ちは2つの牌で作るもので、例えば45があったとしたら、3と6という2種類の牌を4枚ずつ、計8枚を待つ形になります。
これに対して、ペンチャンやカンチャンというのは12や35ですから、12に対しては3のみの4枚、35に対しては4のみの4枚を待つ形となります。
ですがリャンカンにおいては3つの牌を使いますが、例えば135では、2を4枚、4を4枚の計8枚を待つ形になっています。
ですから、リャンカンはリャンメン待ちと同等の良い待ちになっているということができるのです。
両者の違いは2牌を使っているか、3牌を使っているかというところですね。
ではカンチャンとペンチャンはどちらが有利なのかということですが、13というカンチャンと12というペンチャンを考えてみます。
ペンチャンの方は、待ちは3のみの4枚です。
カンチャンの方は、待ちは2のみの4枚ですね。
ですがちょっと待ってください。
カンチャンの13の方は、3の隣の4がくっつけば、34となって、リャンメン待ちにすることができるんです。
13のときは2の牌だけでしたが、34のリャンメン待ちになれば、待ち牌は2のほかに5も増えるので、待つ牌を増やすことができるんですね。
それだけではありません。
先ほど3つの牌で2つのカンチャンを作る、リャンカンについて説明しました。
カンチャン待ちである13という待ちに対しては、5の牌も使えることがわかります。
135となれば、2と4の両方の牌で待てるようになり、待つ牌を倍に増やすことができるのです。
これらを考えると、カンチャンはペンチャンよりも圧倒的に有利だということがわかると思います。
ですから実践では、12というペンチャン待ちのところに4という牌をツモってきたら、3でないからツモ切り、とはしないで、ここは1を捨てて、24のカンチャン待ちへと変えましょう。
ほかに89というペンチャン待ちでも同じです。
このときに6をツモってきたら、これをツモ切りせずに、9と入れ替えて、68というカンチャン待ちに変えましょう。
24や68というカンチャン待ちは、ツモを繰り返すうちに45や56などのリャンメンに変わったり、246や468というリャンカンに変わっていくこともあります。
ずっと12や89のペンチャンのままだと、3や7だけしか待ちがないため、それをピンポイントでツモってくるのはかなり確率が低く効率が悪いです。
このようにペンチャン待ちは、できるだけカンチャン待ちに変える、そしてそのカンチャン待ちはリャンメンかリャンカンの形にもっていく、というのがあがりに最も速い待ちの選択になります。
そしてこのリャンカンの待ちには、もう一つ良い点があります。
それは、テンパイした時にスジのひっかけができるということです。
例えばテンパイして135というリャンカンを切るとき、5の牌を切ると、5のスジである2がちょうど当たり牌になって、相手をひっかけることができるのです。
5を切ると、13となって、2のカンチャン待ちとなりますが、相手はあなたが5を切っているから2は安全な牌だと思い込むんですね。
それで相手が2を切って、あなたはその牌でロンできるわけです。
同じように、468というリャンカンを持っているときも、4を捨ててリーチすれば、相手は4が捨てているからそのスジの7は安全だろうと考えて、68のカンチャン待ちにうまく振り込んでくれるわけですね。
ここではカンチャン待ちとペンチャン待ちの違いやどちらが有利かということを解説しました。
また最速最短であがりに向かうためには、リャンカンの待ちに対しても理解しておく必要があります。
ペンチャンからカンチャンに切り替えていくことは、実践ではかなり使えることなので理解しておくといいと思いますよ!