「字牌は使いにくいんだよな~」
「字牌があると手が遅くなるんだよな~」
と思っていませんか?
麻雀で字牌というのはシュンツを作ることができず、すべてコーツにする必要がありますね。
ですからマンズ、ピンズ、ソーズなどの数牌に比べたら、字牌は揃えにくい牌といえます。
だから字牌に対しては「使いづらい牌」とか「不要な牌」といったイメージが付いているのかもしれません。
ですが、字牌を使いこなせないと麻雀では勝つことは難しいです。
そもそも麻雀牌136枚のうち、約4分の1は字牌なわけですから、当然無視できる牌ではないのです。
麻雀で字牌に必要性を感じていないなら、それはまだ字牌を使いこなせていません。
字牌は使い方次第で大逆転ができるスゴイ牌なんですね。
そこでここでは、字牌をどのように使えば有効に使えるのかということを解説したいと思います。
こちらは約8分の解説動画となっています。↓↓↓
麻雀でもっとも字牌を使うのが多いのは、「ヤクハイ」の役を作るときです。
ヤクハイというのは、三元牌の白發中と、風牌の中の場風牌と自風牌ですよね。
7種類の字牌のうち、三元牌の3種類と、風牌では場風牌と自風牌の2種類(ダブ東、ダブ南の場合は1種類)がヤクハイになります。
つまりあなたは、字牌7種類のうち5種類(ダブ東、ダブ南の場合は4種類)がヤクハイになるわけです。
ですから、どんな場合でも字牌の半分以上はつねにヤクハイになっているということなんですね。
なので実戦でヤクハイを狙っていくことは、最速であがりに向かえるとても理にかなった戦術の一つといえます。
たとえ配牌でヤクハイが来ていなくても、その後のツモでヤクハイが来たり重なったりすることはよくあることです。
ですからヤクハイはあがりやすい役の一つで、とても実戦向きだといえるんですね。
とはいっても、孤立牌になりやすいのが字牌の特徴でもあります。
それを逆手に取ったものが、字牌をタンキ待ちに使うという戦術です。
孤立した牌を待ち牌にすることで、相手からこぼれてくる字牌を狙うわけですね。
相手は、持っていても使えない牌は当然切りたくなりますよね。
それを狙い撃ちするのです。
字牌を使った待ちの一つに、「地獄(じごく)待ち」という待ちがあります。
地獄待ちとは、タンキ待ちの一つなのですが、場に2枚出ている字牌を狙う待ちです。
タンキ待ちは1つの牌で雀頭を待つ形ですが、地獄待ちは場にすでに2枚出ていて、残り2枚のうちあなたがタンキ待ちに1枚使うので、あがり牌はたったの1枚しか残っていない待ちになるんですね。
例えば、場に
このときあなたが、
このような地獄待ちは残りが1枚しかないので、あがれるかどうかは一つの賭けになりますが、勝負にいく価値は十分にあります。
中張牌で役を考えているときは字牌は不要な牌になりますから、字牌の捨て牌の多い人を狙ったり、チートイツの待ちに使うことができますね。
字牌を使って高得点を取るにはいくつかの役を組み合わせる必要があります。
字牌を使って高得点を取る方法を考えると、字牌を使った役満をイメージしがちなのですが、役満でなくても高得点を取る方法はあるんですね。
役作りは難しくなりますが、次のような組み合わせがあります。
ホンロートーは、字牌と一九牌で作るトイトイのことです。
ホンロートーの例
ホンロートーは4翻の役で、ポンしても翻が下がりません。
またホンロートーはヤクハイとも複合するので、かなりの高得点を期待できるんですね。
ホンロートーの役は鳴いても役を作ることができるので、手の内に一九字牌のトイツがある場合には、ぜひ狙いに行って欲しい役です。
特に、一九字牌は相手にとっても使いづらい牌でとても捨てやすい牌なので、鳴いてメンツを作ったり、あがれる可能性は十分にあります。
ホンイツホンロートーは、上記のホンロートーにさらにホンイツを組み合わせた役になります。
ホンイツホンロートーの例
ホンロートーとホンイツホンロートーの違いは、ホンイツホンロートーでは使っている牌の種類が字牌と数牌1種類だけのホンイツになっているという点です。
ホンイツホンロートーの点数は、鳴いたホンイツの2翻に加えて、ホンロートーの4翻があるので、合計6翻になります。
ホンイツホンロートーはホンロートーよりも使える牌が限られるため役作りが難しくなりますが、ホンイツやチャンタ狙いのときにうまく一九字牌が重なっていくと、このホンイツホンロートーの役が狙えるチャンスになります。
ホンイツホンロートーの役は、字牌で高得点を狙うには絶好の役なのではないかと思います。
ここでは、字牌の使い方次第で大逆転ができる役が作れるということを解説しました。
<字牌の使い方>
・字牌を使う最も実戦的な役とは
・字牌のタンキ待ちはかなり使える
・字牌を使って高得点を取るには
字牌は、使い方次第で大逆転を狙ったり高得点をゲットできたりするので、すごく可能性を秘めた牌だということができそうですね!