麻雀では誰もが早くあがりたいものですよね。
麻雀ではテンパイが早ければ早いほどあがりやすいといえますから、点数が高い役を狙うことよりも、早くあがれる役を狙った方が結果的に勝ちにつながりやすいといえます。
では、できるだけ早くテンパイにもっていくためにはどのように打てばいいのでしょうか。
ここでは、あがりに最速最短で向かうための道筋についてを解説したいと思います。
まず麻雀は配牌(麻雀牌を4人に配ること)から始まります。
そして配牌を開けてみますが、一九字牌がどれくらい入っているかざっと見てみます。
一九字牌の牌の大体の数で次のことが言えます。
一九字牌が少ない(0~2枚) → 良い配牌(あがりやすい)
一九字牌が多少ある(3~5枚) → 普通の配牌(テンパイできる)
一九字牌が多い(6~8枚) → 悪い配牌(あがれない)
一九字牌ばかり(9枚以上) → 運試しの配牌(大チャンス)
麻雀牌の数は全部で合計136枚あるので、配牌で一九字牌が含まれる確率は5枚前後ほどです。
このそれぞれの場合について説明します。
まず一九字牌が少ない時は、その一九字牌を捨てていって待ちに気を付ければ、スムーズにあがりに向かえるはずです。
一九字牌が多少あるときも基本は一九字牌を切っていって手を進めるのがセオリーです。
手役はツモ次第となってきますが、十分勝負できる配牌といえます。
一九字牌が多い時は、これはもうクズの配牌ですね。
運が悪いとしかいえません。
こういう場合は待ちもカンチャンやペンチャンばかりになっていて、なかなかテンパイにもっていけず、仮にテンパイしたとしても安い役にしかなりません。
こんなときはあがりに向かうのではなく、相手に振り込まないように守るようにしましょう。
そして一九字牌ばかりのときは、大チャンス到来です。
あがれる可能性は低いですが、もしあがれれば一発逆転の大物手に育つ手役です。
狙える役としては、チャンタやジュンチャン、国士無双などがありますのでこれらの役を積極的に狙っていきたいですね。
まず一番作りやすい役がリーチです。
リーチはとにかくテンパイまで鳴かなければいいので、初心者には欠かせない役だと思います。
リーチをかけると、リーチした一巡目であがれると「一発」の役が付きますし、あがった時に裏ドラを見られるのも楽しみの一つですよね。
次に2番目に作りやすい役がタンヤオです。
タンヤオの例
タンヤオは2~8の牌でメンツを完成させた役のことですね。
よく初心者ではリーチしてあがったらタンヤオもついていた、ということもあるんですよね。
狙ってなかったけどできちゃったみたいな感じですね。
タンヤオはほかのいろんな役との複合があるので、ほかの役と組み合わせていくと効果大ですね。
またタンヤオは、通常はありありルールで鳴いてもあがれる役となっているため、初心者にはもってこいの役だと思いますよ。
そして3番目に作りやすい役がピンフです。
ピンフの例
ピンフはすべてのメンツを234とか567などの順子(シュンツ)で作る役です。
ピンフになる条件は、雀頭に風牌を使わないことや、テンパイの待ちがリャンメンということがあります。
ピンフの役の条件はあるのですが、役はとても作りやすくて初心者でもあがりやすい役のひとつだと思います。
またピンフもほかの役と複合しやすい役なので、どんどん狙っていきたい役です。
では一九字牌は何の使い道もないのかというと、そうでもありません。
一九字牌はほとんどの人がいらない牌ですから、よく捨てられるのです。
だからそれを利用して、あえて一九字牌を残しておいて、それをテンパイの待ちとしてロンあがりを狙うということができます。
一九字牌のタンキ待ちを相性がいい役が、チートイツです。
2枚の同じ牌を7種類集めたものですね。
チートイツの例
チートイツでは待ちが必ずタンキ待ちになるため、相手からあがるためには、相手が捨てそうな牌で待つことが肝になってきます。
普通あがりに向かう人は、一九字牌は不要になることが多いので、あなたのチートイツの一九字牌のタンキ待ちは絶好の待ちとなるわけです。
「捨てる神あれば拾う神あり」という言葉通りのことですね。
ですからチートイツを狙う場合は、待ちを一九字牌とするといいですよ。
初心者でもぜひ覚えてほしい役が「国士無双(こくしむそう)」です。
この国士無双は役満のひとつで、点数が子で32,000点、親で48,000点の大物手なんです。
役満という役はこの他にもたくさんあるのですが、まず最初に覚えてほしい役がこの国士無双です。
国士無双は、すべての種類の一九字牌を揃えることで完成します。
具体的には、
先ほど配牌が一九字牌ばかりだったときに狙うべき役として国士無双を紹介しましたが、それは、手持ちに一九字牌が多ければこの国士無双を狙えるからだったんです。
配牌で一九字牌が9種9牌以上あると、「9種9牌で流す」と言って流局にすることもできるのですが、私はそのようなときは流局にせずに国士無双を狙っていくべきだと思います。
国士無双はすべて自分のツモで完成させなければいけませんが、一九字牌の中の牌が4枚見えて国士無双が不可能となるまでは、狙っていく価値は十分あると思いますよ。
ここでは一九字牌の考え方と使い方についてまとめてみました。
一九字牌は普段はいらない牌ですけど、使える場面もあるということを覚えておきましょう。
またここで紹介したリーチ、タンヤオ、ピンフはどれもあがりに欠かせない役なので、ぜひ覚えてほしいと思います。
役を覚えていくにつれて、麻雀がより面白くなっていきますよ!