麻雀では普段はあまり馴染みのないルールも、数多く存在します。
2人から同時にロンされたなど、特殊な状況というのも麻雀ではあり得るんですね。
そんな状況が起こった時にどうすればいいか、麻雀のルールをきちんと知っておく必要があります。
そこでここでは麻雀の特殊な状況のルールについて、まとめてみました。
麻雀ではあまりやりたくない振り込みですが、あなたが捨てた牌に対して、2人が同時にロンした場合はどうなるのでしょうか。
テンパイしている2人が同じ待ち牌であることは、たまにあることなんですね。
2人からロンされるとはかなりテンションが下がることですが、このような2人ロンの場合は、きちんとしたルールがあります。
2人からロンされたら、2人に点数を支払わなければならないの?と思うかもしれませんが、一般的な麻雀のルールではそうではありません。
同時に2人からロンされた場合であっても、点数の支払いは一人だけです。
ではどちらの人のあがりになるのかですが、これは、ツモ巡の早い方の人になります。
なので、ツモ巡の早い人のほうにだけ、支払いをすればいいわけです。
ですから、ツモ巡の遅い人は、ロンしましたがそのロンは無効で、点数はもらえません。
このようにロンできるのにあがれないことを、「頭ハネ」といいます。
ですが2人同時ロンの頭ハネは一般的なルールの場合のことで、ルールによっては、2人に支払わなければならない場合もあります。
このように2人に支払うことを、ダブロン(ダブルロン)といいます。
ダブロンありのルールというのは、2局連続で振り込んだようなものなので、かなり厳しいルールということですね。
ですので、頭ハネルールなのか、ダブロンありのるーるなのか、事前に確認が必要ですね。
先ほどは2人に同時にロンされたことを説明しました。
そのときは頭ハネになるか、ダブロンになりましたね。
では、3人に同時にロンされた時はどうすればいいのでしょうか。
3人が同時にロンすることなんてないと思い込んでいませんか。
確かに可能性は低いですが、3人が同じ待ちであることはあり得ることなんです。
3人が同時にロンした場合、ルールによって次の3つのやり方があります。
・頭ハネによって、ツモ巡の早い人1人だけのあがりとなる。
・3人全員のあがりとなる。(トリプルロン)
・流局(点数の動きはなし)
つまり3人同時ロンの場合は、1人のあがりか、3人のあがりか、流局かというルールになるんですね。
一番厳しいルールはもちろん3人のあがりの場合ですね。
振り込んだ人にとっては最悪ですね。
ですが、流局だったら、ラッキーですよね。
振り込みが回避できるんですからね。
逆にロンした人にとっては、点数がもらえなくて損ですけどね。
ですから、ルールによって点数の動きに大きな差ができるので、この場合も事前確認が必要ですね。
麻雀で戦っていると、あなたがしたリーチに対して、追っかけリーチをしてくる人もいますよね。
どちらがあがれるかの勝負となるわけですね。
ですがこのあと、3人目がリーチして、さらに勝負が白熱することもありますね。
それならばと、4人目もリーチをかけてくることもあるかもしれません。
ですがちょっと待ってください。
3人目までのリーチには問題はないのですが、最後の4人目のリーチに関しては麻雀のルールに引っかかってきます。
麻雀のルールでは、4人のリーチは流局になってしまうのです。
ですが、この4人のリーチは、4人目のリーチ宣言牌がほかの3人に通った場合に成立します。
まあ4人でリーチをかけて牌のめくり合いになるのも面白いと思うのですが、麻雀のルールではそうならないんですね。
ですから4人のリーチ宣言によって、場にはリーチ棒が4本出ることになるので、次局のあがりの点数は+4000点になるわけですね。
麻雀ではたまにカンをすることがありますが、意図して狙わない限り何回もカンをすることは難しいですよね。
そのカンについてですが、1局の中で4回カンが行われた場合は、「四槓子(スーカンツ)」といって流局になります。
スーカンツにおいては、明カンでも暗カンでもよく、対局者みんなのカンの合計が4つになったら、流局とあるのですね。
カンは1つ作るだけでも4枚の同じ牌が必要なので難しくて、カンそのものにはあまりやるメリットがないので、しない人が多いのですね。
またこのスーカンツですが、1人で4つのカンをした場合はルールが違ってきます。
1人でスーカンツをした場合は、なんと役満になります。
スーカンツは麻雀の解説本にも載っている役で、作るのがかなり難しい役満となっています。
ですから誰かが3つのカンをしていたら、あなたが4つ目のカンをしてしまって、役満を回避して流局にするという戦術もあります。
同じスーカンツなのに、役満と流局があるなんて面白いですよね!
ここでは、初心者に知ってほしいルールについてまとめてみました。
麻雀では特殊な状況になる場合があるので、その状況のルールをよく知っておくことが大切です。
麻雀では細かい取り決めはこのほかにもまだあるので、またあとでご紹介したいと思います。