麻雀でキーとなる牌のひとつがドラです。
手の内にドラがあるのと無いのでは、あがり点が大きく変わってきますよね。
それは相手の手役でも同じことで、ドラをたくさん持っている相手に振り込んでしまうと、点数をたくさん支払わなければいけません。
では相手がドラを鳴いてきたらどのように対処すればいいのでしょうか。
よくありますよね。
あなたが要らないと思って捨てた牌を相手がチーしたり、あなたがやむなく切ったドラを相手がポンしてドラ3のメンツを作ってきたりすることもあります。
ドラのポンはそれだけでほぼ満貫の役ができてしまいますね。
そのようにドラを鳴かれると、どうすればいいのか迷ったり不安になったりすることもあると思います。
ではそのようにドラを鳴かれたら攻めるべきなのか守るべきなのか、その押し引きをどのように判断すればいいのでしょうか。
ここでは、そのようなドラを鳴かれたときの対処法について解説したいと思います。
こちらは約8分の解説動画となっています。↓↓↓
ドラをポンした場合、相手はどう考えるでしょうか。
ほとんどの人は、なにか1翻の役をつけてドラ3であがりたいと思うはずです。
なかには、もっと役をつけたいと考える人もいるかもしれませんが、それは効率が悪いです。
というのは、ドラをポンした場合、1翻の役、例えばタンヤオのみであがると、タンヤオドラ3で合わせて4翻の約8,000点になります。
一方で、ドラをポンして、さらに2翻の役を作ったとします。
それで点数はどう変わるでしょうか。
2翻の役プラスドラ3となって、合わせて5翻になります。
この5翻のときも満貫となって8,000点なんですね。
ですから5翻というのは4翻のときとあまり点数は変わりません。
なのでドラ3の状態から点数を上げるには、3翻の役を作ってハネ満にしなければいけないわけです。
1翻と2翻の役ではあまり点数は変わらないわけですからね。
なので苦労して3翻の役を作るよりは、手早く1翻の役を作った方がコストパフォーマンスがいいわけですね。
中張牌というのは数牌の2~8までの牌ですが、このドラを鳴く場合は、たくさんの役が考えられます。
しかしながら、点数よりも素早さを優先する場合は狙う役は限られます。
狙う役のまず一つ目は、タンヤオです。
喰いタンで1翻が作れるタンヤオの役は、中張牌のドラととても相性が良いんですね。
ドラを鳴いた後にチーとポンを繰り返して、すぐに喰いタンのテンパイになってしまいます。
そして二つ目が、ヤクハイです。
三元牌や風牌を使うんですね。
ヤクハイも喰いタンと同じように鳴いて役が作れます。
これらの喰いタンもヤクハイもありありルールになっている必要がありますが、そのルールならば素早くあがることができますね。
そして、ありありルールであることを事前に確認しておくことが何よりも大事になります。
ですから、中張牌を鳴いた時はタンヤオとヤクハイの2つの危険性があるということですね。
では一九字牌のドラを鳴いた場合はどうでしょうか。
一九字牌を使っているので、先ほどのような喰いタンを狙うことはできません。
なのでヤクハイが最速の役になります。
ほかにもチャンタやホンイツを狙う場合もありますが、それらはヤクハイよりも手が遅くなります。
また、それらの場合はほかのメンツも鳴いてくることが多いので、その鳴きを見て対応することができます。
一九字牌というのは字牌と相性のいい牌ですから、いろんな組み合わせで役が作れるんですね。
ですがその中でも特に、ヤクハイに注意することが一番大事です。
なのでこの場合は不用意にヤクハイを捨てたらダメです。
特にションパイのヤクハイは危険です。
逆にヤクハイにさえ気をつければ、相手の役作りの速さは半減します。
ヤクハイなしの一九字牌の役作りはかなり不利なんですね。
ですから、とにかく一九字牌のドラの鳴きにはヤクハイに注意しましょう。
ドラのチーは通常はドラ1しかないので、ドラのポンの時ほど警戒することはありません。
ドラをポンした場合の4翻のあがりの点数は約8,000点ですが、ドラをチーした場合の2翻のあがりの点数は2,000点からになります。
もちろんほかの役と複合することで点数はもっと高くなりますが、最低の点数を比べると、ドラのポンとチーでは4倍も違ってくるんですね。
ですからドラをチーされても、気にしないでどんどん攻めるようにしましょう。
ドラをチーしていても、あなたの攻めを見てあがりを諦める相手もいますからね。
ここでは相手がドラを鳴いた時の対処法をお伝えしました。
<ドラを鳴いた時の対処法>
・ドラをポンした相手の狙いは何か
・鳴いたドラが中張牌の場合
・鳴いたドラが一九字牌の場合
・ドラのチーはポンより怖くない
相手がドラを鳴いた時は、その鳴いた牌によって狙いが変わってきます。
なので麻雀では相手の鳴きに的確に対応できるように打っていきたいですね。