麻雀では、誰もが速く役作りをして一番にあがりたいと思いますよね。
そもそも麻雀はその局で最初にあがった人しか点数をもらえないわけですから、誰よりも先にあがりたいというのは当然のことです。
速く役作りができる役といえば、タンヤオ、ヤクハイ、ピンフなどの役が多いと思います。
タンヤオやヤクハイなら鳴いても手を進めることができますし、ピンフならリャンメンのいい待ちを使うことができます。
そのほかにも配牌の内容によっても、あがりの形が速くできることがあります。
では逆に、速く役作りができないときはどうすればいいのでしょうか。
速く役作りができないのにはいくつか原因があると思います。
例えば、配牌が悪いとか、素早くあがれる役を狙いにいけないなど、さまざまな理由が考えられます。
それでここでは、速く役作りができないときの対処法について解説したいと思います。
こちらは約10分の解説動画となっています。↓↓↓
麻雀では役作りが思うように進まないことはよくあることです。
つまり、素早く役作りができないとかなかなかテンパイできないということは、初心者に限らず誰にでも起こり得ることなんですね。
麻雀というのは運の要素の強い競技です。
ですからどんなにいい待ちであってもあがれないこともありますし、逆に悪い待ちでも一発であがれることもあるんですね。
では、素早く役作りができないときはどうすればいいのでしょうか。
あなたにできることは主に次の3つになります。
・我慢して今のままの手を続ける
・今の手を諦めて別の方法を探す
・役作りをやめてこの局を諦める
麻雀は10人いれば10人の打ち方があって先を読むことができない競技ですから、麻雀の打ち方にはこれが正解というものがありません。
ですから、この3つの選択肢もどれが正解というものはありません。
つねにその場合や状況によって、この3つのどれを選べばよいかが変わってくるわけですね。
また、この3つにはそれぞれメリットとデメリットがありますから、それをよく頭に入れておきましょう。
速く役作りができないときにどうするかですが、まず1つ目の方法が、我慢して今のままの手を続けるということです。
速く役作りができないときでも我慢してその役を狙い続ければ、そのうち肝になる牌を引いてテンパイして、あがりに結び付けることができるかもしれません。
一般に牌山には中張牌が約60%、一九字牌が約40%の割合で入っています。
ですからあなたがツモる牌というのは、6割の確率で中張牌を引き、4割の確率で一九字牌を引くわけです。
なので役作りが進まない時でも、それはたまたま狙っている牌が来ていないだけで、牌山にはたくさん残っていることも十分に有り得るんですね。
ですがデメリットもあります。
それは自分の役作りを続けるわけですから、守りの面で無防備になってしまうんですね。
あがりに真っすぐ向かうわけですから、不要牌は捨てるしかないわけです。
なのでその不要牌が相手のロン牌になることは、往々にしてあることなんですね。
ですが危険を冒してでもその役をあがりたいのであれば、この選択肢で勝負する価値は十分にあります。
速く役作りができないときに、今の手を諦めて別の方法を探すということも、一般によくあることです。
麻雀では戦い方というのは一つだけではありません。
なので途中から役作りを変更してうまくいくパターンも数多く存在します。
麻雀では確率や可能性と同様に、その場の流れや空気、そしてあなたの直感や感触といったことが大事になります。
ですから今のままの手ではあがれないと感じたら、そのあなたの直感に判断をゆだねることも一つの戦術なんです。
その場のその状況で別の方法を思いついたなら、その方法を狙ってみるのも策の一つだということですね。
ただ、途中で役作りを変更するわけですから、役作りが中途半端に終わる可能性も低くはないです。
ですから、役作りができないだけでなく、相手に振り込んでしまうという最悪のケースもあるわけですね。
それでも中途半端で手が進まないことで、局の終盤でも安全牌を残すことができて危険牌を切らなくて済む場合もあります。
ですから、手が中途半端なのはデメリットなのですが、攻め一辺倒にならない点は良い点だといえます。
3つ目の対処法として、役作りをやめてこの局を諦めるという方法があります。
諦める、という言葉を聞くとすごくマイナスのイメージがあるのですが、麻雀ではとても大事なことです。
「勝てない勝負はしない」というのは勝負の世界では当たり前のことで、勝負を避けるということは恥ずかしいことではなく、理にかなった合理的な戦術の一つといえます。
「君子、危うきに近寄らず」とか「三十六計 逃げるに如かず」という言葉がある通り、危険なことはしないということが大事なんですね。
それでも、あがりを諦めれば点数はもらえません。
あがりを諦めて守りに徹すれば確かに振り込みは回避できますが、流局した時にノーテン罰符を支払わなければならないというデメリットもあります。
ノーテン罰符は最高で3,000点を支払うこともありますから、結果的には振り込んだ方が安かった、ということもあります。
なので守っていても点数を失うリスクはあるということですね。
ここでは、速く役作りができないときの対処法についてを解説しました。
<速く役作りができない時の対処法>
・我慢して今のままの手を続ける
・今の手を諦めて別の方法を探す
・役作りを止めてこの曲を諦める
速く役作りができないことは誰にでも起こりうることなので、しっかり対応できるようにしておきたいですね。