「ロン!満貫ね~」
あなたはそういわれて、気分を害したことはありませんか?
自分の役作りが進んでいると、相手のロンに驚いてしまうことがありますよね。
また、あなたはどの牌が危険か安全かがわからず、迷いに迷ってヤマカンで捨て牌を決めることもあるのではないでしょうか。
初心者にとって、捨て牌を選択するのは大きな悩みの一つですよね。
悩まずに速く捨て牌を決めたい。
確実に安全な牌を選べるようになりたい。
と、誰もがそう思うのではないでしょうか。
では、どんな牌が危険でどんな牌は安全なのでしょうか。
そこでここでは、安全牌と危険牌を区別する方法について解説したいと思います。
こちらは約10分の解説動画となっています。↓↓↓
牌を捨てるときは安全牌を探すことが多いと思います。
絶対にロンされたくないのなら、100%安全な牌を見つけることが何より重要ですからね。
では安全牌が何なのかはどこを見ればいいのでしょうか。
そう、河(ホー)ですね。
相手の河を見れば、そこに捨ててある牌が安全牌ということがわかりますね。
河にある牌が安全牌であることは基本中の基本です。
ですが、もう一つ安全牌がある所があります。
河とは別に、捨て牌が置いてある場所があるんですね。
それは、ポンやチーをした牌です。
ポンやチーは相手の捨て牌を使ってメンツを作りますよね。
ですから、ポンやチーして作ったメンツには相手の捨て牌も含まれているのです。
上家の捨て牌が含まれる例
対面の捨て牌が含まれる例
下家の捨て牌が含まれる例
でもポンやチーというのは卓上の隅の方にあるので、その中に含まれてある捨て牌を見落としやすいんですね。
鳴いた牌の中でも、チーの場合は上家(カミチャ)の捨て牌が含まれてあり、ポンの場合は牌の出所によって3人のいずれかの捨て牌が含まれるわけです。
捨て牌があるのは河だけ、と思い込んでしまうと、鳴いた牌のことを忘れてしまうことがあるので注意しましょうね。
また相手の河の捨て牌以外にも安全牌はあります。
それは、あなたが牌をツモる直前に、上家が捨てた牌です。
これは、その巡目に限りますが100%安全な牌になります。
例えば上家が捨てた牌が、
ですが、安全なのはその巡目だけです。
次巡になるともう安全牌ではなくなるので気をつけてくださいね。
この安全牌を知っておけば、誰かがリーチをかけた時でも上家の捨てた牌を真似して捨てていけば、ロンされることはないわけですね。
このように、同順内において上家と同じ牌を捨てることを「合わせ打ち」といいます。
合わせ打ちは、確実にロンを回避したい場合や、危険牌を切って安全牌を増やしたくない場合などにとても有効な打ち方の一つです。
もしもロンされた場合は、それは間違いです。
それはフリテンロンとなって相手のチョンボになります。
相手によってはフリテンに気が付かずにあがろうとする人もいるので、合わせ打ちの牌ではロンできないということを教えてあげましょう。
麻雀では見えている牌の枚数から、ノーチャンスという考え方があります。
例えばあなたの目から見て、
この場合は、
つまり、
ですから、
これがノーチャンスですね。
ですからこのときは、
それでもノーチャンスはリャンメン待ちの可能性が無くなっただけで、まだシャンポン待ちやタンキ待ちの可能性があるので、100%安全な牌とは言い切れません。
このようなノーチャンスの牌を見つけるには、次のようなところの牌を確認しましょう。
・自分の手牌の中
・自分と相手の捨て牌
・ポンやチー、カンをした牌
・ドラ表示牌
これらの牌を確認して、合計で4枚見えている牌を探せばいいわけですね。
このノーチャンスという考え方には、もう一つ「ワンチャンス」というものもあります。
ノーチャンスが4枚見えている場合ですが、ワンチャンスは3枚見えている場合をいいます。
このワンチャンスはノーチャンスよりも危険度は高くなりますが、安全牌を探すときに役立つ考え方です。
麻雀牌の中でもよく使われる牌の一つが、数牌の5です。
5は真ん中の牌なので、いろんな牌とくっつきやすいんですね。
そんな5ですが、これを捨てている人の待ちはどんなものでしょうか。
実は、1と9の牌が危険牌となります。
これは、
ですから、5切りにおいては1-4待ちや6-9待ちは、とても危険な待ちになるんですね。
ここでは安全牌と危険牌を区別する方法を解説しました。
<安全牌と危険牌を区別する方法>
・こんな所にも安全牌がある
・上家と同じ牌を切れば安全
・ノーチャンスの牌で危険を回避
・5が捨ててある時の危険牌とは
安全牌と危険牌はつねに隣り合わせですが、少しでもロンされる確率の低い牌を選べるようになりたいですね。