麻雀をまだ始めたばかりの場合は、なかなかあがれないものですよね。
私も最初の頃は役が頭に入っておらず、鳴くことも理解していなかったので、まったくあがることができずムダにツモを繰り返していました。
麻雀の初心者は役作りの難易度がわかっていないので、どんな役があがりやすいのか知らないのです。
そこでここでは、麻雀の初心者に最適な簡単なあがり方を解説したいと思います。
麻雀ではあがり方はロンあがりかツモあがりの2種類になりますね。
ロンあがりは1人から点数をもらえるのに対して、ツモあがりは3人から親と子に応じた点数をもらうことができます。
一般に点数は、ロンあがりよりもツモあがりのほうが高くなります。
これはメンゼンだとツモの役がプラスされるからですね。
ですがツモあがりの方が常にいいというわけではなく、相手との点数によってはロンあがりの方がいいこともあります。
ツモよりもロン直撃の方が特定の人との点差は縮まるからですね。
相手との点数によって、ロン直撃が必要かツモあがりで十分かを判断しなければならないということですね。
最終的に上位や下位とどれくらいの点数が離れているかを把握することが大事なわけですね。
私が初心者におすすめする役は次の3つです。
・ピンフ(平和)
・ヤクハイ(役牌)
・喰いタン(鳴いたタンヤオ)
まずピンフですが、「麻雀はピンフに始まりピンフで終わる」といわれるほど基本的で簡単な役となります。
ピンフはシュンツばかりのメンツとなって、コーツを必要としないため役の完成するスピードが速いです。
ピンフのみでは点数は安いのですが、ピンフと複合できる役が多いのでとても使い勝手のいい役なんですね。
ピンフと複合できる役の例としては、リーチ、タンヤオ、ツモ、サンショク、イッツー、イーペーコー、リャンペーコー、チャンタ、ジュンチャン、ホンイツ、チンイツなどがあります。
そして初心者におすすめの役の2つ目が、ヤクハイです。
ヤクハイはピンフなどのほかの1翻役と違って、鳴くことができます。
またヤクハイは字牌を使った役なので、他家にとってオタ風などは不要牌となることが多く、鳴きやすいのです。
ですから手の内にヤクハイが2枚あったら積極的に鳴いていって役を作っていくことがあがりへの最短経路となります。
私は配牌でヤクハイが1枚でもきたらそれを残しながら打って、場に2枚捨てられてから手放すようにしています。
ですがヤクハイには、場風牌と自風についてを理解しておく必要があります。
それさえ理解すれば、ヤクハイは簡単に使えるようになりますよ。
そして初心者におすすめする3つ目の役が、喰いタンです。
喰いタンは、鳴いてタンヤオをつくるという、とても簡単な役ですね。
喰いタンはメンツをとにかく2~8の牌でつくればよく、ポンもチーもしていいのであっという間に作れてしまいます。
喰いタンもそれ単品では安い役ですが、ドラなどと組み合わせることで高い役にすることができます。
麻雀の通常のあがり方は、雀頭プラス4メンツとなります。
ですが麻雀にはそのあがりとは別に、特別なあがり方というのがあります。
それがこの2つの役です。
・七対子(チートイツ)
・国士無双(こくしむそう)
チートイツはトイツといわれる2つの組が7組でできる役です。
チートイツは簡単で覚えやすい役なので初心者にはぜひおすすめの役です。
またチートイツの待ちはタンキ待ちとなるので、待ち牌がわかりやすくてあがり逃しやフリテンになりにくい役とえいます。
そしてもう一つの特殊な役が、役満の国士無双です。
国士無双は、13種類の一九字牌をそれぞれ1枚ずつ集める役で、シュンツやコーツといったものがなく、バラバラの一九字牌と雀頭のみでできる役となっています。
一九字牌はよくクズ牌といわれますが、そのクズ牌も集めれば国士無双という役満になるんですね。
ですから配牌が悪くてピンフやタンヤオに向かえなかったら、思い切って国士無双を狙うのもいいと思いますよ。
初心者があがったときに注意すべき点を挙げたいと思います。
それはツモったあがり牌を手牌の中に入れないということです。
麻雀ではどんな牌であがったのかや、どんな待ちだったかによって符の計算が違ってきます。
その符というのは麻雀の点数計算に必要な値で、符の値が大きくなれば点数も大きくなる大事な値なんですね。
麻雀のゲームをやると、あがったときに自動的に計算してくれますけどね。
なのであがり牌をツモった時は、手役から少し離して置くことが大事です。
ツモった牌を手役の中に入れてきれいに並べたい気持ちはわかるのですが、正確な点数計算をするためにもあがり牌はわかるようにしましょうね。
ここでは、初心者の最適なあがり方についてまとめてみました。
ここで紹介した役はどれも基本的な役で、実戦でも多く使われる役です。
なので、初心者で全然あがれないのであれば、これらの役を狙ってみてくださいね!