麻雀ではよく鳴く人っていますよね。
ポン、ポン、ポン!と2つ3つをところかまわず鳴いてきます。
いわゆる「鳴き虫」という人ですね。
なかにはカンが好きな人もいて、しょっちゅうカンをしてくることもありました。
まあそれぞれ麻雀の打ち方にはスタイルというものがあるので、ルールやマナーに違反しなければそれは戦術の一つともいえるのかもしれませんけどね。
そこでここでは、麻雀で鳴いてくる相手に対する対処法と戦術をお教えしたいと思います。
通常の麻雀ではメンゼンでの役作りが基本!
麻雀では基本的に鳴いた時よりもメンゼンの手の方が点数は高くなります。
なかには鳴いても翻数が落ちないものもありますけど、大体の役は鳴くと1翻下がりますよね。
また特に1翻役には、鳴くとあがれないなる役もあります。
例えば、リーチやピンフ、イーペーコーなどですね。
これらの役は鳴いたら成立しません。
ほかには、チートイツやリャンペーコーも鳴くことができませんね。
つまり一度でも鳴いてしまうと作れる役が制限されてしまうので、どんな役でも基本はメンゼンで作っていく方がいいというわけですね。
相手に何度も鳴かせないための対策とは?
相手の鳴きに対して注意すべきことは2つあります。
一つ目が、鳴く牌の種類です。
鳴いてくる牌は、マンズかピンズかソーズか字牌か、を見分けるということです。
また相手が鳴こうとする牌の種類というのは、相手の捨て牌からある程度推測できます。
具体的には、相手の河(ホー)にピンズが捨てられていなければ、相手はピンズを集めていて、欲しい牌があるためにポンをしてくるんです。
他にも相手がマンズが捨ててなかったとすると、相手はマンズを集めている可能性が高いです。
なので相手はマンズで鳴いてくることがわかります。
このように捨て牌を見て、鳴く牌の種類を見分けることが大事です。
相手が鳴いてくるような種類の牌は捨てないようにすればいいのですね。
また、鳴くことでもう一つ大事なことがあって、鳴く牌のメンツは老頭牌か、中張牌か、ということが挙げられます。
老頭牌とは1と9の牌のことで、中張牌は2~8までの数牌のことです。
ですから老頭牌の123や789、また111や999で鳴く場合と、345、678また444、777などでなく場合があるんですね。
このように麻雀で鳴いて役を作るときは、老頭牌か中張牌のどちらかになることが多いです。
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ですから相手が、どんな牌を鳴いてメンツを作っているかを見極められれば、その鳴きを防ぐこともできるというわけですね。
捨て牌と鳴いてくる牌から相手の役を読む!
まず序盤のヤクハイのポンについては、いわゆる先付けのスピード重視の役です。
これはドラがない限り安くなります。
そして中張牌のポンやチーでは、喰いタン狙いかサンショク、ホンイツあたりですね。
捨て牌に一九字牌が多ければタンヤオ、種類が偏っていればホンイツ、チンイツでしょうね。
そして一九牌のポンやチーの場合は、チャンタ、ジュンチャン、サンショクあたりですね。
捨て牌に字牌があれば、ジュンチャンになります。
これらのチャンタやジュンチャンは役を作るのが難しいので、完成まで時間がかかります。
そして注意したいのが、ドラを鳴いてくるときです。
ドラをポンされるとそれだけでドラ3となって、あがりが満貫級になってしまいます。
なのでドラをポンした相手に対しては、特に注意しなければいけないですね。
鳴く牌がバラバラな相手はどんな役を狙っているのか?
麻雀では捨て牌や鳴いた牌から、相手の欲しい牌を推測しますが、相手の鳴き方がバラバラな時があります。
例えば、123マンでチーした後に555ソーでポンした時などですね。
このようなときはメンツの種類がバラバラでどんな役を作っているのか読みづらいですよね。
このときは、後付けのヤクハイを狙っていることが多いです。
麻雀では「ありありルール」というものがあって、通常は「喰いタン」と「ヤクハイの後付け」ができるルールとなっています。
ですから、上記のように役がなくても、最後にヤクハイができればいいので、鳴けるところから鳴いていくというのが上記の戦術となるわけです。
このようなヤクハイ後付けの戦術ではすでにアンコーができている場合もありますが、まだできてないことが多いですから、このときは相手のヤクハイは切らないようにするといいと思います。
まとめ
ここでは、ポンやチーなど鳴いてくる相手に対する対処法や戦術についてまとめてみました。
相手に何度も鳴かれると、弱気になってしまうことがあるかもしれませんが、動揺せずに平常心を保って打つことが大事です。
相手の鳴いてくる牌や捨て牌をよく見て、相手の傾向を探ることが大切ですよ!