麻雀で一般の役は全部で35~40種類ほどあるといわれています。
あなたはそれらがすべて頭に入っていますか?
いつもあがっている役ならば覚えているでしょうけど、あまり目にしない役については知らないこともあるかと思います。
では、「サンショク」の役はどうですか?
サンショクというと、ほとんどの場合、連続した3つの数牌で作る「サンショクドウジュン(三色同順)」の方を思い浮かべると思います。
ですがサンショクには、もう一つの役がありましたね。
それが「サンショクドウコー(三色同刻)」です。
麻雀では普通「サンショク」といったら、「サンショクドウジュン(三色同順)」の方を指しますから、サンショクドウコーのほうはこの陰に隠れてしまっているようですよね。
それでもサンショクドウコーも、れっきとした麻雀の役の一つですから、絶対に知っておく必要があります。
そこでここでは、このサンショクドウコーについてを解説したいと思います。
こちらは約9分の解説動画となっています。↓↓↓
サンショクドウコーの役と作り方
サンショクドウコーのサンショク(三色)とは、3つの数牌のマンズ、ピンズ、ソーズのことをいっています。
そしてドウコーとは、同じコーツという意味です。
コーツは、のように、同じ種類の牌を3枚集めることですね。
ですから、マンズ、ピンズ、ソーズで同じコーツを揃えることを、サンショクドウコーというんですね。
具体的にはこのようになります。
サンショクドウコーの例
このように、マンズ、ピンズ、ソーズで666のコーツができていますよね。
この例では6を使っていますが、数牌ならば1から9までどの数字を使ってもサンショクドウコーになります。
とにかく、3つのメンツを3種類の数牌を使って同じコーツで揃えれば良いんですね。
サンショクドウコーでは、3つのメンツを揃えますが、残りのメンツはシュンツでもコーツでもOKです。
このサンショクドウコーはメンゼンで作るのはとても難しい役ですが、メンゼンで2翻、鳴いても2翻の役になります。
なので、大抵はポンをしてコーツを揃えることになると思います。
それでもポンで数牌のコーツが見えてしまうと、相手に警戒されて3つ目の牌までなかなか鳴かせてもらえませんので、気をつけましょう。
サンショクドウコーと複合する役
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サンショクドウコーはいくつか複合しやすい役があります。
まず一番相性がいい役が、トイトイです。
トイトイは4つのメンツすべてをコーツで揃える役です。
このサンショクドウコーは3つのメンツをコーツに揃える役ですから、あと一つのメンツをコーツにすればトイトイの役が付くんですね。
さらにトイトイも、鳴いても翻数が変わらない2翻の役ですから、鳴いたとしてもサンショク・トイトイで4翻の役が付きます。
サンショク・トイトイの例
このように3つのメンツでサンショクができていて、4つのメンツがすべてコーツになっていますね。
このほかにも、コーツをすべて一九字牌を除く牌で作ると、タンヤオの役とも複合します。
また、サンショクのほかにヤクハイのメンツができれば、ヤクハイの役も複合します。
このとき、4つのメンツは必ずコーツになりますから、トイトイの役も複合することになりますね。
サンショクドウコーは難しい役?
サンショクドウコーは同じサンショクのサンショクドウジュンと比べると、役を作るのが格段に難しいです。
役満以外で難しい役を挙げるとするならば、サンカンツやリャンペーコー、そしてこのサンショクドウコーなのではないかと思います。
ハッキリ言ってしまうと、サンショクドウコーが2翻であることは役の難易度に見合っていません。
サンショクドウコーがたった2翻だけというのは安すぎます。
本来ならば、私は4翻くらいの価値がある役なのではないかと思います。
ですからもっと点数が高ければ狙いにいく価値もあるのですが、たった2翻であればわざわざ難しいサンショクドウコーを狙う意味はないです。
仮にサンショクドウコーを狙いにいくときも、手役にヤクハイを持っておくとかトイトイになるようにしておくなど、二次的な役を作っておくことが大事です。
そうしておけば、もしサンショクドウコーができなかった場合でも他の役であがることができますよね。
とりわけサンショクドウコーは鳴くことが多い役ですから、鳴いた後でも後悔しないように役作りをしないといけないわけです。
サンショクドウコーを狙いにいってポンしたけど、役ができなくなってあがれなくなった、ではお粗末ですからね。
サンショクドウコーのような2翻の役ならいくらでも作りようがありますから、サンショクドウコーだけに固執しないようにしましょう。
まとめ
ここでは、サンショクドウコーについて解説しました。
<サンショクドウコーについて>
・サンショクドウコーの役と作り方
・サンショクドウコーと複合する役
・サンショクドウコーは難しい役?
サンショクドウコーはその難しさのためか、あまり人気のある役ではありません。
それでもあがりの形はキレイなので、1回ぐらいはあがりたいですよね!