麻雀牌は全部で34種類あります。
この中で、あなたはどんな牌が好きですか?
好きな牌っていうと、だいたい字牌が多いですよね。
そのなかでも「發」とか「中」が人気じゃないでしょうか。
字牌の「中」の読み方は、日本語では「チュウ」ですが、中国語の読みでは「チュン」となりますね。
この「中」の牌にはどんな意味があるのでしょうか。
また「中」はどんな雑学があるのでしょうか。
「中」は字牌の一つなので、当然ながら字牌を使う役全般で使うことができるのですが、「中」は特に三元牌の一つです。
そして「中」のその文字の赤い色から、特別なローカル役にも使われることがあります。
ローカル役というのは、一般的なあがり役ではなく、一部の人や場所でしか使われていない役で、正式には認めてもらえない場合が多いです。
また、「中」にはいろんなグッズがあります。
麻雀牌を使ったグッズはたくさんありますが、そのなかでも「中」は特に人気がありますね。
そこでここでは、この字牌の「中」について、その意味のほかに、興味深い雑学やグッズなどを紹介したいと思います。
こちらは約7分の解説動画となっています。↓↓↓
「中」には面白い意味があった!
「中る」は何と読むのか?
これは「あたる」と読みますね。
三元牌の一つである「中」には、「的にあたる(中る)」という意味があります。
他の三元牌では、「白(ハク)」は「的(まと)」を表し、「發(ハツ)」は「矢を放つこと」という意味があります。
漢字の意味でも、的にあたることを「的中」っていいますよね。
特に、矢を用いる弓道では、的にあたることに「中る(あたる)」の語を使うんですね。
「中る」を辞典で調べてみると、確かに「的にあたる」という意味がありますし、この他にも、「食中毒」のように、「食べ物にあたる」という場合でも「中る」の字を使います。
「中」は赤い牌なので「紅い唇」という意味がある
また「中」は赤い牌であることから、美女を表す「紅い唇」という意味があるんですね。
そしてさらには、女性の化粧品の一つの「口紅」という意味もあります。
ちなみに「中」は、正式には「紅中(ホンチュン)」という名称なのだそうです。
なので麻雀牌の「中」の名前の中にすでに「紅」の字が含まれていたんですね。
三元牌は色でいうと、「白(ハク)」が白で、「發(ハツ)」が緑、そして「中」が赤となりますので、「中」は赤いものに見立てられることが多いようですね。
一般に、中国で「赤」の色はおめでたい色とされていますし、中国人がもっとも好きな色が「赤」であることはよく知られていますね。
一時中国人の爆買いというのが話題になりましたが、家電製品などでも、日本ではあまり人気のない赤い色のものも、中国人には大変人気があるといわれています。
スポンサーリンク
ほかにも、中国の国旗にも赤は使われていますし、中国ではその国旗のことを通称「五星紅旗(ごせいこうき)」と呼んでいますね。
科挙(かきょ)にも「中」が関係している
中国での官僚登用試験のことを「科挙(かきょ)」といいます。
この科挙では、合格者の発表用紙に赤い文字で「中」が書かれていました。
この「中」は、大当たりとか合格を表すとてもおめでたい文字だったんですね。
このように科挙の合格発表に使われた赤文字の「中」が、麻雀牌の三元牌のに用いられるようになったという説もあります。
麻雀牌の「中」は、「赤い牌」であることと「あたる」という意味があることから、とても喜ばしい牌だとされているのですね。
麻雀牌「中」を使ったグッズは?
麻雀牌の「中」は人気の牌なのでさまざまなグッズが販売されています。
ここでは、麻雀牌の「中」が使われているグッズをご紹介したいと思います。
透明牌の「中」のストラップ
これは透明な麻雀牌と透明な点棒、そしてサイコロがセットになったストラップです。
アクリルの透明感が「中」の赤い文字を引き立てています。
透明な牌というと、マンガの「アカギ」で使われましたね。
透明な牌を使った対局をいつかやってみたいと思っている人もかなりいるのではないでしょうか。
これは透明なのですごく目立つと思いますよ。
ふかふかの「中」のクッション
このふかふかのクッションは「中」の牌を巨大化したような感じですね。
滑らかな肌触りで、ギュッと抱きしめれば癒されること間違いなしです。
また、柔らかいこのクッションは、腰の負担を軽減したり横になって枕にすることができます。
ソファやイスに使うのにちょうど良さそうですね。
シンプルな「中」のデザインのTシャツ
「中」の一文字だけのデザインですが、大きな赤い文字が麻雀牌の「中」であることはすぐにわかりますね。
特に白いTシャツでは麻雀牌のように感じられます。
こんなTシャツを着て麻雀をすれば、盛り上がるのではないでしょうか。
これで「中」をツモったら、さらに盛り上がりますね。
まとめ
ここでは、麻雀牌の「中」についての意味や雑学、グッズなどを紹介しました。
<「中」の意味と雑学>
・「中」には面白い意味があった!
1.中る
2.美女を表す赤い唇
3.科挙の合格者
・麻雀牌「中」を使ったグッズ
麻雀の「中」には面白い意味があることがわかりましたね
これから麻雀を打つ時は、「中」のイメージが変わってくるかもしれませんね!