麻雀の役の中で、役満はいつかあがってみたい役ですよね。
一口に役満といってもその種類は豊富ですから、あなたがまだ知らない役満もまだたくさんあると思います。
でも役満は点数が高いだけあってなかなかできる役ではないんですよね。
そこでここでは、一度はあがりたい役満の種類をご紹介したいと思います。
役満の種類はどれもできる確率が低いですが、いつか訪れるチャンスのために、たくさんの役満を覚えておくといいですよ!
字牌ばかり!キレイに揃った役満「字一色」とは!
役満の中には、字牌ばかりを使ってあがる「字一色」というものがあります。
字一色というのは、「ツーイーソー」と読みます。
その文字通り、字牌の一色しか使っていない役なんですね。
字牌は、東、南、西、北、白、發、中の7種類しかないのですが、それらを使って麻雀のあがりの形である3メンツと雀頭を作ったものが字一色になるわけです。
当然ですが、字牌はシュンツとしては使えず、メンツはすべてコーツとなるわけですが、字一色は鳴くことができる役となっています。
ですから手持ちの牌に字牌が集まってきたら、とにかくポンしまくって、あがりに向かう人が多いのではないかと思います。
ですが字牌は序盤で捨てられることが多い牌なので、字一色ができるかどうかは、いかに序盤でたくさんの字牌を集められるかにかかっているといえます。
よく国士無双を狙っていて一九字牌を集めていたら、だんだん字牌が増えて、重なってくることがあるんですよね。
字牌が重なってきたら、ポンするチャンスなので、他人の捨て牌に気を付けたいですね。
ちなみにこの字一色は字牌だけを使ってあがる役なのですが、チートイツの形にしてもいいんです。
字牌は、風牌4種類と三元牌3種類の計7種類ありますよね。
ですから、それぞれの字牌を2枚ずつ使ってチートイツの形が作れるんですよ。
この字一色のチートイツは、「大七星(ダイチーシン)」と呼ばれる珍しい役ですね。
オールグリーン!緑いっぱいの「緑一色」とは!
また役満には「緑一色」というものがあります。
これは「リューイーソー」と呼びます。
麻雀牌にはいろんな色が使われていますよね。
例えばマンズには赤い文字が使われているし、ピンズは青っぽい色ですよね。
そして緑色というのは、ソーズの色なんです。
ソーズの牌をよく見てみると、緑色だけの牌と、赤い色が混じった牌があることに気が付くと思います。
ソーズの牌の中では、2,3,4,6,8の牌は、緑色のみなんですね。
そして字牌の中の「發」の牌も緑色の文字で書かれてあるんです。
ですから緑一色とは、ソーズの2、3、4、6、8と字牌の發を使ってあがりの形を作るものなのです。
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緑一色は一見すると、發のホンイツに見えるのですが、れっきとした役満ですよ。
手の中に發があって、ソーズの234のイーペーコーができていたら、緑一色のチャンスかもしれませんね。
この緑一色は、鳴いて234の部分をチーしたり、發をポンしたりすることもできるので、難易度はそんなに高くないのかもしれません。
また、ルールによっては、發を含まなくてもいいとか、發を必ず使わなければならないとか、そのどちらでもいいとか、違いがあるみたいです。
あがれるのは一生に一度だけ?「九連宝燈」とは?
「九連宝燈」は「チューレンポートー」と読みます。
この役は略して「チューレン」といったりしますね。
九連宝燈は、九つの連なる宝という字にあるように、1から9までの連続した牌を集める、とても難しい役です。
牌の種類は、マンズでもピンズでもソーズでもいいのですが、1を3枚、9を3枚、2~8を1枚ずつ集めた、チンイツの形をしています。
チンイツは鳴いても5翻がつく役でしたが、この役満の九連宝燈は鳴くことができません。
ですから九連宝燈をあがるためには、1種類の牌を根気強く集めて、完成まで鳴かない覚悟が必要なんです。
この九連宝燈は、待ちが複雑になることもあって、なかなか完成することがありません。
九連宝燈の待ちは最大で9面待ち、つまり1~9まですべての牌であがることができる役なんですね。
完成したらめちゃくちゃかっこいいですね。
ちなみに私は20年以上麻雀をしていますが、いまだに一度も九連宝燈をあがったことはありません。
実戦での九連宝燈のあがりを見たいなら、プロ雀士の故・小島武夫(こじま たけお)さんがあがったマンズの九連宝燈を見てください。
「チューレン 小島」で検索すれば、動画を見ることができますよ。
あがったら天にも昇る気持ちに?「天和」とは?
そしていつか一度はあがりたい役満といえば、「天和(テンホー)」ではないでしょうか。
これは、配牌で配られた時点であがっているという、夢の役満ですね。
配牌の時点でテンパイしていたらダブルリーチの2翻ですが、あがっていたら役満ですから、その差は大きいですよね。
この天和ですが、親の配牌であがる確率を計算してみると、約33万回に1回の確率だそうですよ。
私はもちろん出したことはありませんし、私の周りの友人にもあがった人はいません。
唯一、麻雀の動画で見たことがあるだけです。
見たいかたは「天和 生放送」で検索してみてくださいね!
まとめ
ここでは、麻雀の醍醐味である役満についてをまとめてみました。
役満の形はとても美しいので、つい見とれてしまうのですが、実際にあがるのはかなり奇跡に近いことだと思います。
どの役満もすごく難しい役なので、もしあがれれば自慢できますよ!
私もいつかは、九連宝燈をあがってみたいと思います!