麻雀の役はたくさんありますが、それらを把握できていますか?
役の種類によっては翻の大きなものと小さなものがあって、麻雀ではその場の状況によって狙う役を選んでいかなければなりません。
ですから役の種類と翻の数を覚えておく必要があります。
そこでここでは、2翻以上の翻の役についてまとめてみました。
2翻以上の役には鳴けるものと鳴けないものがあるので、麻雀を有利に進めるためにはそれも把握しておくことが肝心です。
まずよくできる役としては、サンショク(三色同順)が挙げられますね。
サンショクは例えば、マンズの345、ピンズの345、ソーズの345と集めるもので、これはマンズ、ピンズ、ソーズの3色で同じ順列のものを集めたものをいいます。
マンズとピンズとソーズの3つの色を使うからサンショクといわれていますね。
サンショクはメンゼン(鳴かない)で2翻、鳴いて1翻となります。
このサンショクは牌を順子(シュンツ)で作るためピンフと相性が良く、しばしば組み合わせることがあります。
ただしサンショクのメンツが一つでも欠けるとサンショクにはなりません。
つまり牌がリャンメン待ちになっているときは、あがる牌によってサンショクが付く高目になったり、サンショクがつかない安目になったりします。
次に順子を活かせる役といえば、イッツー(一気通貫)があります。
イッツーは同じ色の牌で、123、456、789の3つのメンツを作ることです。
1色の牌の数字が1~9まで通しているんですね。
このイッツーもメンゼンで2翻、鳴いて1翻となっています。
イッツーは同じ色で3つのメンツを揃えるので、ホンイツやチンイツとの複合がしやすい役だといえます。
ですがイッツーの役は待ちがペンチャン待ちになることが多いため、実際には作るのがなかなか難しい役で、同じ翻数のサンショクに比べると、役作りの難易度が高いです。
実践を見てみても、イッツーよりもサンショクの方がたくさん見られますし、あがりやすさもサンショクの方が良いといえます。
麻雀では時として、鳴いていくことで手を進めることもあります。
ですが麻雀では役によって鳴ける役と鳴けない役があります。
代表的な鳴けない役には、リーチ、ツモ、イーペーコー、ピンフなどがあります。
これらの役は1翻の役て、一度でも鳴いてしまうと役が成立しなくなります。
鳴きを利用していける役としては、まずトイトイが挙げられます。
トイトイは3つのメンツをすべて刻子(コーツ)で作る役で、2翻の役なのですが、鳴くこともできて、鳴いても2翻のままなんです。
ですからトイトイは比較的作りやすい役だといえます。
トイトイも2~8の牌でコーツを作れば、タンヤオと複合しますし、ヤクハイが複合することもあるので、手持ちに同じ牌が何組かある場合には是非とも狙っていきたい役です。
手持ちにトイツがいくつもできたときには、チートイツを狙っていきたいですね。
チートイツは必ず待ちがタンキ待ちになるため、一九字牌などで待つと比較的あがりやすい役なんですね。
またチンイツの場合のように待ちが複雑になることがなく、ただ1種類の牌を待てばいいので、チートイツは初心者におすすめのわかりやすい役だと思います。
チートイツはよくトイトイとどっちにするか迷うことがあります。
チートイツは鳴いたらあがれなくなってしまうので、もし鳴いたら、トイトイの方に決めて打つようにしましょう。
そしてリャンペーコー(二盃口)という役もトイツを使っている役です。
リャンペーコーはイーペーコーが2つできた形で、見た目はトイツが7つ並んだチートイツのような形をしています。
ですがリャンペーコーは牌が連続したシュンツになっているので、チートイツよりも作る難易度が高いです。
このリャンペーコーですが、メンゼンで3翻なのですが、鳴くことができません。
リャンペーコーの役を作る難しさを考えれば、もっと翻が多くてもいいと思うんですけどね。
同じ3翻なら、ホンイツのほうが断然作りやすいですからね。
なかなかできない高度な役のひとつに、ホンロートー(混老頭)という役があります。
ホンロートーは一九字牌を使ってトイトイの形に仕上げるものです。
ホンロートーは仕上がった形がトイトイとなるため、役が複合して4翻となっています。
かなりの大物手なので、手持ちに一九字牌がまとまっていたら狙っていくといいと思います。
鳴くことはできるのですが、そうすると相手に警戒されてしまうので、なかなかロンアガリすることが難しい役なんですね。
ここでは、麻雀の役の中で、2翻以上の役についてまとめてみました。
鳴くことができる役においては、鳴いた場合に下がる翻は1翻だけです。
何度鳴いても1翻しか下がらないので、役が狙えそうだったら積極的に鳴いていくのも戦術のひとつだと思います。
ここで紹介した役を覚えて、ぜひあなたも大物手をあがってみてくださいね!