麻雀では役満というアガリがあります。
役満は通常、子で32,000点、親で48,000点という役の中でも最高に点の高いアガリになります。
この役満ですが、役満の種類によってはいくつかの役満を重複することができます。
例えば、大三元(ダイサンゲン)という役満と、字一色(ツーイーソー)という役満があります。
これらを同時にあがることができると、大三元字一色となって2倍(ダブル)役満になります。
このように、役満はいくつかの種類を重複して作ることができるんですね。
また役満の中には、作るのがとても難しいものがあって、1つの種類だけでダブル役満とされるものもあります。
ですから、役満はいろんな種類の役を複合させて作ることができるわけです。
では、最高でいくつの役満を重複することができるのでしょうか?
3倍?5倍?
いえいえ、そんなものではありません。
実は、12倍役満というものが存在することがわかりました!
なのでここでは、その12倍役満についてを解説したいと思います。
これまでの最高は11倍役満だった
これまでの過去の記事の中で、役満の最高は11倍役満だと解説してきました。
11倍役満の詳しい解説については、こちらの記事や動画をご覧ください。
11倍役満の主な内訳は以下のようになります。
・大四喜(2倍役満)
・字一色(役満)
・四暗刻タンキ待ち(2倍役満)
・スーカンツ(2倍役満)
・八連荘(役満)
・八仙過海(2倍役満)
・オープンリーチ振り込み(役満)
合計 11倍役満
それぞれの役満の説明は割愛しますが、これらはすべて同時に出すことができます。
これらの役満は、中にはローカル役もあるので実際には認められないこともあるので注意してください。
「石の上にも3年」という役満があった!
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役満にはいくつかローカル役があるのですが、「石の上にも3年」という役満があるのをご存知でしょうか。
この石の上にも3年という役は、ダブルリーチをしてハイテイであがった時に成立します。
つまり、対局が始まって最初の捨て牌でリーチをかけて、その局の一番最後の牌であがった時に成立するわけですね。
なので、石の上にも3年という役満は別名「ダブリーハイテイ」とも呼ばれています。
この石の上にも3年は11倍役満と重複することができますので、合計12倍役満が役満として重複できる最高だと思われます。
・大四喜(2倍役満)
・字一色(役満)
・四暗刻タンキ待ち(2倍役満)
・スーカンツ(2倍役満)
・八連荘(役満)
・八仙過海(2倍役満)
・オープンリーチ振り込み(役満)
・石の上にも3年(役満)
合計 12倍役満
実際に12倍役満を出してみよう!
では実際に12倍役満を出すにはどのようにすればいいのでしょうか。
具体的に考えてみます。
まず、対局は8枚の花牌を使った花麻雀である必要があります。
そして局が始まる前に、あなたは7回以上連続であがっている必要があります。(でないと八連荘の役が成立しません)
さあ、配牌に注目ですが、配牌で字牌以外の牌が2個以上あるとアウトです。(1巡で字一色が作れないため)
そして最初の牌を捨てる前に、4つの風牌、東、南、西、北を暗カンしなければなりません。(これで四暗刻タンキ待ちとスーカンツが成立)
それで、字牌の裸タンキ待ちでダブルリーチをかけます。(この後ハイテイであがれば石の上にも3年が成立)
ダブルリーチをかけた後は、ハイテイが来る前に8枚の花牌をすべてそろえる必要があります。(八仙過海が成立)
そして残るはオープンリーチ振り込みですが、これは自分以外の誰かがオープンリーチを行う必要があります。
そして、そのオープンリーチをした人が最後の捨て牌を捨てた時に、あなたがロンアガリすればオープンリーチ振り込みが成立します。
これでめでたく12倍役満が成立しますね!
最後はロンアガリでないと12倍役満が成立しない所が面白いですね。
まとめ
今回は、役満は最高でどれだけ重複できるかということを解説しました。
・これまでは11倍役満が最高だった
・「石の上にも3年」という役満があった!
・実際に12倍役満を出してみよう!
役満は麻雀の醍醐味の一つなので、どんな役満が重複するのか考えてみるのは楽しいですね!